コラム
2026/04/28
エイチーム×椙山女学園大学で初のゲームプログラミング講義開始。STEM人材育成を通じてキャリアの選択肢を広げる新たな取り組み
エイチームホールディングスのグループ会社であるエイチームエンターテインメントの現役プログラマーが教壇に立つ「ゲームプログラミング講義」が、椙山女学園大学にてスタートしました。本講義はエイチームと椙山女学園大学の連携のもと、2026年度前期(4月〜7月・全15回)のカリキュラムとして提供されます。4月7日(火)には情報社会学部 情報デザイン学科にて初回講義が実施されました。
本取り組みは、情報社会を支える次世代の人材育成を目的としています。同学科初の試みとなるこの講義では、当社が培ってきた開発ノウハウを体系的にお伝えしていきます。これから半年間、学生の皆さんが「つくる楽しさ」を実感しながら自身の可能性を広げていけるよう、全力でサポートしていきます。
▼プレスリリース
エイチーム、椙山女学園大学で初のゲームプログラミング講義。現役ゲームプログラマーによる授業を通じて女性STEM人材を育成支援。
プログラミング講義の概要
- 大学名:椙山女学園大学
- 学部・学科:情報社会学部 情報デザイン学科(2024年4月開設)
- 講義名:ゲームプログラミング (全15回)
- 初回授業日:2026年4月7日(火)13:20~14:50
- 場所:椙山女学園大学星が丘キャンパス 情報社会学部メディア棟 325教室
- 初回内容:オリエンテーション、「Unity」の基本操作
STEM領域におけるキャリアの選択肢を広げる
現在、IT人材の不足は社会全体で深刻な課題となる一方で、工学分野における女性比率は15.2%に留まっており(※)、進路選択の段階での情報不足や環境による心理的障壁が影響していると考えられます。
こうした背景を受け、STEM教育を強化する同大学の新設学科と連携しました。東海エリアのIT企業として当社の知見を学生の皆さんへ直接届けることで、将来の選択を広げる一助となることを目指します。
※「女子生徒等の理工系分野への進路選択における地域性についての調査研究」令和3年度

Unityを用いた「ものづくり」の第一歩
本講義は、プロの現場でも広く採用されている開発エンジン「Unity」を使い、全15回を通じて学生が自分だけのゲームを作り上げていきます。
初回は、講師を務めるエイチームエンターテインメントの現役ゲームプログラマーによる自己紹介からスタートしました。エピソードを交えた自己紹介に、教室内にはふっと笑いが起こり、緊張していた学生たちの表情も次第に和らいでいきました。
実技パートでは、アカウント登録やプロジェクト作成といった基礎から丁寧にレクチャーを行いました。あわせて、講義内で「完成イメージ」の動画を視聴することで、これから自分たちが作り上げるゲームの世界観を視覚的に共有しました。目指すべきゴールが明確になったことで、自身の制作イメージがぐっと湧いたようでした。


特に印象的だったのは、学生同士が自然に学び合い、助け合う姿です。操作に迷っている隣の学生に「そこはこうだよ」と教え合ったり、積極的に手を挙げて質問を投げかけたりと、教室内は活気のある雰囲気になりました。講師も質問のあった学生の席を回り、一人ひとりと対話しながら丁寧に操作をサポートするなど、全員で一緒に「ものづくり」の第一歩を踏み出している様子が印象的でした。




講師のサポートを受けながら、一歩ずつ着実に操作を学んでいく姿が見られ、これからの制作が楽しみになる初回の時間となりました。
受講する学生のコメント
中学生の頃からゲーム業界に憧れていました。プロが実際にどのような環境で、どのようにゲームを作っているのか、そのプロセスを詳しく学んでいきたいです。
講師について
本講義を通じて伝えたいのは、技術はあくまで『手段』であり、大切なのはその制作を通じて『誰を幸せにしたいか』という視点です。
また、エンジニアはまだ男性が多い職種ですが、現場では女性も遜色なく活躍しています。AIの台頭により開発のハードルは下がりつつありますが、確かなプログラミングの基礎をベースにAIを活用できるスキルは、今後ますます業界で強みになるはずです。この講義が、学生たちの職業選択の幅を広げるきっかけになればと願っています。
【講師プロフィール】
2013年、株式会社エイチーム(現:株式会社エイチームホールディングス)に新卒入社。ゲームプログラマーとして、様々な新規・運用タイトルに従事。現在は、新規タイトルを中心に研究開発に取り組んでいる。
今後に向けて

【第2回目以降の授業計画】
(第 2 回) 4 月 14 日(火) GitHub Classroom による制作管理と提出環境の構築
(第 3 回) 4 月 21 日(火) プレイヤー移動と物理演算 (C#入門)
(第 4 回) 4 月 28 日(火) カメラ追従とプレイエリアの設定
(第 5 回) 5 月 12 日(火) インタラクションの実装(アイテム収集)
(第 6 回) 5 月 19 日(火) ゲーム UI とスコア管理
(第 7 回) 5 月 26 日(火) 敵 AI の作成とゲームオーバー処理
(第 8 回) 6 月 2 日(火) オブジェクトの動的生成 (C#応用)
(第 9 回) 6 月 9 日(火) ステージ構築と動くギミック
(第 10 回)6 月 16 日(火) ゲームループの完成
(第 11 回)6 月 23 日(火) シーン管理とビルド設定
(第 12 回)6 月 30 日(火) エフェクトによる演出強化
(第 13 回)7 月 7 日(火) サウンド実装
(第 14 回)7 月 14 日(火) 最終調整とテストプレイ
(第 15 回)7 月 21 日(火) 成果発表
これからの講義では、プログラムの基礎から段階的にステップアップし、最終的には自分のアイデアを形にしたオリジナルゲームの完成を目指します。
この半年間の挑戦を通じて、学生たちがITやものづくりの楽しさを実感し、自信を持って未来を切り拓いていけるよう、全力でサポートしてまいります。
※本記事内の一部の写真は、椙山女学園大学より提供いただいております。