コラム

2023/05/16

2023年新卒研修レポート!歴史から企業・事業理解を深め、早期戦力化を目指す新入社員研修

2023年新卒研修レポート!歴史から企業・事業理解を深め、早期戦力化を目指す新入社員研修

2023年4月1日、エイチームに5名の新卒社員が入社し、4月3日~5月2日の約1ヵ月間にわたって新卒研修を実施しました。研修では、歴史を振り返りながら会社や事業の理解を深めつつ、業務遂行に必要なビジネススキルに加え、プログラミング研修も行いました。研修講師は、役員や事業責任者、人事やコーポレート部門の社員などが担当。社員みんな「で」つくりあげたオリジナルの新入社員研修をご紹介します。

新卒研修の目的

事業部への配属後すぐに、価値を発揮できる人材として、エイチームで活躍するために必要な下地を身につけることを目的としています。そのため、全社員が大切にしている考え方や価値観、業務遂行に必要なスキル、社会人として活躍するために必要なスタンスを座学・演習を通じて体系的に学びました。

エイチームは一人ひとりに創造性を発揮してもらい、コミュニケーションを通じてチームでの成果を最大化することを大切にしています。研修の取り組みにおいても、チームでの演習を通して難題の解消に挑み、この研修の目的の達成を目指しました。

研修プログラムのご紹介

新卒研修では、会社や事業に関する情報やエイチームが大切にしている価値観などを学ぶ「会社理解」、ビジネスマナーなどの「スタンス向上」、IT企業で働くスキルとして「ビジネス・IT基礎」、会社で働く上で必要な社内制度やコンプライアンスなど、幅広く学びました。その中でも、お互いを認め合いながらチームで取り組むエイチームらしい研修をご紹介します。

研修設計のコンセプト

エイチームの新卒研修のカリキュラムは、新入社員の今後の活躍と定着を期待して、人事が役員と共に相談しながら企画しています。今年は、入社後の早期戦力化と会社へのエンゲージメントを高めるべく、以下の5つのコンセプトで企画しました。

  1. 柔軟性(素直さ・謙虚さ)
  2. 人間力(フォローシップ/フォロワーシップ)
  3. 視座の高さ(学び続ける姿勢)
  4. 早期から自立・自律し、自ら必要な行動を起こす当事者意識と行動力
  5. プロダクト作りに対する高い熱量

 

研修前半の座学に加え、研修の集大成としてアウトプットを目指すチームで企画・検討を進めるビジネス予行演習などを実施しました。

研修のカリキュラム

大カテゴリ 小カテゴリ 研修内容 講師 目的
会社理解 会社全体 会社の歴史
経営理念
“Ateam Purpose”
代表 自社に対する体系的な理解
事業歴史理解 エンターテインメント
「引越し侍」
「cyma」「Obremo」
「ナビクル」
「Qiita」
「Hanayume」
事業責任者 事業に対する歴史的な理解を深める
ビジネス・IT基礎 IT(ものづくり) デザイン基礎研修
プログラミング研修
デザイナー
外部講師
業務遂行に必要なビジネス・IT基礎。情報設計としての「デザイン」、モノづくりの仕組みを理解する「プログラミング研修」、サービス運営の全体を知る「コールセンター研修」「マーケティング」「論理的思考」、そして事業運営を支えるバックオフィスとして「法務・総務・経理・財務」を幅広く学ぶ。
サービス運営 コールセンター研修
バックオフィス研修
マーケティング研修
社員講師
ビジネス 論理的思考研修

※研修の一部をご紹介しています。

会社・事業の理解を深める研修

過去の歴史から会社・事業の理解を深める研修を実施。役員、子会社社長、事業責任者が研修講師を努めました。代表取締役社長の林からは、エイチームの歴史、社会的意義である“Ateam Purpose”、目的・ルールである「経営理念」など、林自身の生い立ちやIT業界の変遷を交えて新入社員に丁寧にお話ししました。

子会社社長など、社員講師が研修を担当

ITの基礎知識を習得するプログラミング研修

IT企業で働く社員のビジネススタンダードとしてプログラミング研修などのIT研修を実施しています。IT研修の導入として、研修初期にグループウェアの使い方や情報セキュリティを学びました。

もくもくとプログラミング研修に取り組む様子

当事者意識の醸成を目的としたコールセンター研修

コールセンター研修では、実際にサービスを運営する立場に立ち、コールセンター業務(※)をシミュレーションすることで、「自立した仕事の仕方・スタンス」を学びます。研修を通して「一人ひとりが自分で考え、壁を乗り越える力を身に着けるひと」「何か問題が生じたとき、他人への責任転嫁(他責)ではなく、常に当事者意識(自責)をもって対応できるひと」を目指します。

自立した仕事をするために必要なこと

  • 仕事の目的と役割を知る
  • 仕事に必要な情報を自ら集める
  • 仕事の役割・目標達成に向けた計画・行動をする
  • 達成に向けてPDCAをまわして改善する

こうしたことを意識しながら、コールセンター業務に挑みます。研修ではまず、先輩社員と2人1組となって、ロールプレイングを入念に実施しました。新卒社員はコールセンタースタッフ役、先輩社員はお客様の役に分かれ、練習を実施。その後、先輩社員の指導のもと、実際にお客様へサービスの紹介のアポイントなどを行いました。お客様にとって、電話などの営業やサポートの対応は“会社の印象”です。はじめての仕事に対して懸念や不安を抱えていましたが、仕事へどう向き合えば「信用・信頼を得られ安心していただけるか」「お客様へ価値を提供できるか」を自ら考え、行動に移しながら研修に取り組みました。

※エイチームが展開する各サービスでは、電気やインターネット回線、引越し、ブライダル、保険などさまざまな商材を取り扱っております。コールセンターでは、お客さまからのお問い合わせにお答えしたり、お客さまのお悩みに応じた最適なご提案を行います。

研修の集大成である「ビジネス予行演習」、最終日に役員プレゼン

「ビジネス予行演習」では、研修の集大成として、約1ヵ月にわたり学んだ様々なスキルや知識などを駆使して演習をグループワークで実施。課題に対する現状把握から解決までの一連の流れを経験することを目的としています。「新卒研修をアップデートせよ」というテーマに対して、先輩社員へのヒアリング、チームでのディスカッションを経て、役員に向けた審査会で提案を発表しました。審査会の内容はウェビナー形式で全社に発信し、社員も視聴しました。

グループワークの様子

審査会当日の様子

研修を終えた新卒社員の感想

最期に、研修を終えた新卒社員の皆さんに、研修の感想と今後の意気込みについて伺いましたので、ご紹介します。

新卒研修を通して、これまでエイチームを創ってきた方々の「共通した価値観」を学びました。抽象化したアイデアを実現し、価値提供を連続して行うことが今のエイチームを作っていると感じました。そして、今後は「初心を忘れることなく、謙虚に」「創造を楽しみ、実現させられるだけの努力」「未来の新卒にこの価値観を継承していく」ことを強く誓います。

グループワークなどで、自らファシリテーターを担当した経験は大きな学びになりました。これからも、圧倒的な当事者意識をもって仕事に取り組みたいです。成長角度の高い人材になるよう、学んだことを大切にし、積極的に精進していきたいと思います。

今回の研修を通じて、自分に適した役割を知ることの重要性、恐れずに相手に指摘・意見すること≒ファシリテートの重要性について学びました。言いづらさを感じ恐れていた時間はもったいない。総じて、遠慮せずに手を挙げて参加していくこと、意見することは非常に大切だと感じました。

研修中のチームビルディングを通して、意思決定の重要さ、レイヤーや階層構造を常に意識すること、企画やアイデアをブラッシュアップすること、スケジュール的、予習することの重要性について学びました。また、研修の終盤にかけて、ビジネス予行演習において具体的な改善策を積極的にアイデア出しすることができました。

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未来の原動力となる5名の新たな仲間が入社したエイチーム。
経営理念の「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」のもと、エイチームの社会的意義である“Ateam Purpose”の「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」の実現に向け、社員がお互いを認め合い、いきいきと働き、社会から、みんなから必要とされる存在でありながら、今後も成長してまいります。

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