看護師転職におすすめな時期はいつ?経験年数や月を解説
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転職におすすめの経験年数
【転職におすすめの時期】
時期 | おすすめ度 | 状況 |
1月 | ◎ | 求人数が最も多くなる時期 |
2月 | ◎ | 求人数は減少するがライバルは少ない |
3月 | ○ | 求人数は増加傾向だがライバルも増加する |
4月 | △ | 求人数が少ない |
5月 | △ | 求人数が少ない |
6月 | ○ | ボーナス時期のため転職希望者が増加 |
7月 | △ | 採用活動が遅くなる可能性がある |
8月 | △ | 採用活動に手が回らず、転職後のフォローが期待できない |
9月 | △ | 求人数が増え始める時期 |
10月 | ○ | 9月から引き続き求人数が多い傾向が続く |
11月 | ○ | 冬の採用活動が活発になる時期 |
12月 | ◎ | 求人数が増加傾向にある |
看護師転職には有利な時期があります。
この記事では、おすすめの経験年数や時期などまとめて解説します。
「転職しやすいタイミングを知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
看護roo! | レバウェル看護 (旧:看護のお仕事) | ナース人材バンク |
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧
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- 【経験年数別】看護師転職のおすすめ時期は何年目?
- 新人看護師(1年目~2年目)の転職は慎重に
- 3年~5年目の看護師は中途採用されやすい時期!
- 6年目~10年目はマネジメントの求人が増える
- 11年目以降は管理職の求人が多い
- 看護師転職が成功しやすいのは何月?月ごとの転職市場を解説!
- 1月|求人数が多い時期
- 2月|求人数は減少する傾向
- 3月|求人数が増加するタイミング
- 4月|新卒採用が多く中途採用の受け入れが少ない
- 5月|新人看護師の研修で忙しい時期
- 6月|求人が多い時期だがライバルも多い
- 7月|求人数は少なく夏季休暇などで人手不足
- 8月|夏季休暇で人手が足りず中途採用に力を入れられない
- 9月|上期の終わりで転職者が増える時期
- 10月|翌年に向けて求人数が増える時期
- 11月|先月から引き続き求人数が増加傾向
- 12月|求人数が増えライバルも少ない
- 看護師の転職におすすめの転職サイト3選
- 求人数・サポート共に充実している『看護roo!』
- 職場のリアルな情報がわかる『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』
- 求人数が多く職場情報も確認できる『ナース人材バンク』
【経験年数別】看護師転職のおすすめ時期は何年目?
転職の検討をする際に、自分の働いてきた年数が不利に働かないか、気になる看護師の方もいるでしょう。
まずは、看護師の経験年数でおすすめの転職時期を解説していきます。
転職におすすめの経験年数
新米看護師でもベテラン看護師でも、どちらにも違った強みがありますので「自分は転職に不利なのかな…?」と悩む必要はありません。
自分の経験年数の強みを知っていれば転職もきっとうまくいくので、ぜひ前向きな気持ちで読み進めてくださいね。
新人看護師(1年目~2年目)の転職は慎重に
1年目〜2年目の新人看護師であれば、転職は慎重に検討すべき時期と言えます。
経験年数が短いと、「採用してくれるならどこでもいいや」と教育体制の整っていない病院に入職してしまい、転職してから後悔するケースが多いからです。
1年目~2年目はまだ技術が未熟なため、病院選びを慎重に行う必要があります。
転職する場合には、第二新卒を募集している病院を選ぶのがおすすめです。
第二新卒とは
第二新卒の求人であれば、新人同様に教育してくれる病院が多いので、看護スキルを身に付けやすいでしょう。
転職のポイント |
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注意点 |
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3年~5年目の看護師は中途採用されやすい時期!
3年〜5年目を超えると、時期を問わず採用されやすくなるでしょう。
なぜなら、採用側から一通りのスキルや知識の身についた即戦力として期待されるからです。
また、1~2年目の看護師と比較すると求人の幅が広がるので、あなたの希望する働き方や勉強したい分野の職場への転職もしやすいでしょう。
ただし、リーダー経験や人材育成の経験が求められるなど、要求される実績は高くなる点に注意が必要です。
さらに3年目〜5年目は、スキルアップを目的として転職する看護師もたくさんいます。
今の職場に不満を感じているのなら、積極的に転職活動ができる時期と言えるでしょう。
転職のポイント |
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注意点 |
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6年目~10年目はマネジメントの求人が増える
6年目〜10年目の看護師となると、後輩の育成やリーダーシップを発揮できる時期です。
即戦力として重宝される人材と言えるため、現場のマネジメントを期待する求人が増えてきます。
実績や経験のある看護師にとっては、転職しやすい時期でしょう。
ただし、結婚や出産等のプライベートでの変化が起きやすい時期でもあります。
そのため、6年目から10年目に転職を考える場合、自分のライフイベントも踏まえて転職を検討するようにしてください。
転職のポイント |
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注意点 |
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11年目以降は管理職の求人が多い
11年目以降の看護師は、同じ病院で勤め続けていると給与も上がっており、ベテランと言っても良い年数なので転職を迷う時期です。
転職者に対しては、管理者としてのポジションを求める求人が増えてくる時期でしょう。
看護師は、年齢的制限があまりなく働ける職業なので、スキルや経験などの十分さから、求人は豊富にあります。
今後のキャリアだけでなく、給与面なども比較しつつ転職を検討するようにしましょう。
転職のポイント |
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注意点 |
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転職活動の期間は最低3か月ベスト!看護師の転職活動スケジュール
転職活動は十分な時間をかけるためにも、最低3か月を目安にスケジュールを組むことがおすすめです。
転職したい病院の情報収集はもちろん、さまざまな準備が必要となります。
転職活動で行うこと
- 求人や病院の情報収集
- 応募書類の準備
- 面接対策
- 現職の引継ぎ
- 退職の準備
時間を十分に確保できなければ、焦って転職することになってしまい、「円満に退職できない」「転職先に不満がある」など後悔することにも繋がりかねません。
そのため、最低3か月~6か月程度を目安にスケジュールを組み、転職活動を進めていきましょう。
転職サイトを積極的に利用しよう
転職活動を進める際は、転職サイトを積極的に利用してください。
転職サイトでは、求人検索やスケジュール管理だけでなく、書類添削や面接対策もしてくれるので、効率的に転職活動が進められます。
「看護師の転職におすすめの転職サイト3選」では、おすすめの転職サイトをご紹介しているので、ご参照ください。
看護師転職が成功しやすいのは何月?月ごとの転職市場を解説!
看護師が最も転職しやすい時期は、求人数が多く、有効求人倍率(求職者一人あたりの求人の割合)の高い10月~12月です。
政府が発表した統計データによると、1年の間で求人数と求人倍率は以下のように変動しています。
求人数と求人倍率の年間推移(2020年度)
医療従事者の求人数は、四半期の最後の月(3月、6月、9月、12月)に増加する傾向です。
しかし、6月や9月は有効求人倍率が低く、1件の求人に対する応募人数が多いため、転職に適した時期とは言えません。
各月の求人数の状況や有効求人倍率をもとに、1年を通した転職のおすすめ度をまとめました。
時期 | おすすめ度 | 状況 |
1月 | ◎ | 求人数が最も多くなる時期 |
2月 | ◎ | 求人数は減少するがライバルは少ない |
3月 | ○ | 求人数は増加傾向だがライバルも増加する |
4月 | △ | 求人数が少ない |
5月 | △ | 求人数が少ない |
6月 | ○ | ボーナス時期のため転職希望者が増加 |
7月 | △ | 採用活動が遅くなる可能性がある |
8月 | △ | 採用活動に手が回らず、転職後のフォローが期待できない |
9月 | △ | 求人数が増え始める時期 |
10月 | ○ | 9月から引き続き求人数が多い傾向が続く |
11月 | ○ | 冬の採用活動が活発になる時期 |
12月 | ◎ | 求人数が増加傾向にある |
月ごとにどのような特徴があるのか、以下で詳しく解説していきます。
1月|求人数が多い時期
求人数が最も多く、有効求人倍率が高くなるのが1月です。
有効求人倍率が高いため、1件の求人に対するライバルがあまり多くありません。
年始ということもあり、求職者の動き出しがあまり活発ではないことが理由として考えられます。
採用される確率が高まる時期と言えるため、1月に転職活動を本格化させて、新年度である4月の入職を目指すのが良いでしょう。
2月|求人数は減少する傾向
2月に入ると、退職する看護師も少なく、業界全体での採用活動はひと段落するため、求人数は減少します。
しかし、有効求人倍率は1月と同様に高く、採用される確率は高まります。
そのため、2月も引き続き、転職活動に向いている時期です。
1月で転職先が決まらなかった場合は、2月で決められるよう転職活動に力を入れてみてください。
3月|求人数が増加するタイミング
年度末で退職する看護師が増加し、新年度に向けて最後の採用活動を行うため、求人数は増加傾向にあります。
ただし、有効求人倍率は下がる時期なので、ライバルも多いと考えておいてください。
人員補充のため転職者を受け入れる病院なども増えるので、即戦力としての人材が求められる求人も増えるでしょう。
そのため、3月は採用される確率が下がり、転職活動が難しくなる時期でもあります。
応募書類や面接で、あなたのスキルや実績をしっかりアピールできれば採用確率も上がるので、転職サイトなどを有効に活用して転職活動するのがおすすめめです。
4月|新卒採用が多く中途採用の受け入れが少ない
4月は、新卒者の入職時期であるため、中途採用に力をいれる病院などは少ないといえます。
4月の求人は、次年度の求人などが中心となるため、転職者向けの求人は少ないと考えておきましょう。
また、4月に転職者向けの求人が出ている場合、急な人手不足を埋めるための求人の可能性もあります。
労働環境や育成環境が整っていない求人の可能性もあるので、転職活動を行う際には注意してください。
5月|新人看護師の研修で忙しい時期
求人数は少なく、有効求人倍率も下落傾向にあり、転職活動には向いていない時期です。
4月入職者向けの育成や研修を終えた病院も多く、中途採用を受け入れる体制が整っていない可能性が高いです。
大型連休も重なり、採用活動自体に力を入れる時期ではないので、5月の転職活動は避けたほうが無難でしょう。
6月|求人が多い時期だがライバルも多い
6月はボーナス支給時期でもあり、ボーナスを受け取って退職する看護師が増える時期でもあります。
そのため、求人が増加傾向にあり、転職先が見つかりやすくなるでしょう。
しかし、この時期に転職を考える看護師も増えるため、有効求人倍率は下がり、ライバルが多い時期と考えてください。
気に入った転職先が見つかっても、なかなか採用されない可能性があります。
6月の転職活動では、しっかりと選考対策を立てることが重要です。
7月|求人数は少なく夏季休暇などで人手不足
7月は、夏季休暇の影響で病院などでは人手不足となる傾向にあり、採用活動はあまり行われません。
そのため、求人数が減少し、転職活動にはあまり向いていない時期と言えるでしょう。
また、仮に転職先が決まっても、入職後のフォロー体制が整っていない場合もあるので、自分で考えて行動できるベテラン以外の看護師にはおすすめできません。
8月|夏季休暇で人手が足りず中途採用に力を入れられない
8月も、引き続き夏季休暇による人手不足の状況が考えられます。
中途採用に力を入れる病院などはあまり多くないため、求人数が少ない状況が続きます。
求人数が増加する9月以降に向けて、これまでの実績を振り返ったり、自分の強みを整理したりと、転職準備期間にすると良いでしょう。
9月|上期の終わりで転職者が増える時期
9月は、上期の終わりで区切りが良く、転職希望者が増えることに合わせて求人数も増加する傾向にあります。
ただし、ライバルも増えるため、採用のハードルが上がる時期でもあります。
これまでの実績や経験に不安がある看護師は、転職サイトなどをうまく活用して転職活動するのがおすすめです。
10月|翌年に向けて求人数が増える時期
10月は、人事異動に合わせて採用活動が盛んになるタイミングです。
また、翌年の採用に向けて求人数が増加する時期です。
有効求人倍率も徐々に上がってくる時期に入るので、10月から本格的に転職活動に向いている時期に入ります。
翌年の1月からの入職を目指し転職活動を始めるなら、10月からがおすすめ。
3か月程度の期間をかけて、じっくりと転職活動を進めてみてください。
11月|先月から引き続き求人数が増加傾向
11月は、10月の異動者や転職者向けの研修が行われる時期なので、求人数自体はやや減少します。
しかし、翌年度に向けた採用活動が本格化する時期であり、有効求人倍率も上昇傾向に入るため、積極的に転職活動を始めるのにおすすめです。
翌年度4月の採用に向けた求人も増えるので、翌年度を見据えて転職先を検討してみてください。
12月|求人数が増えライバルも少ない
引き続き、翌年の採用に向けた求人が増える時期です。
有効求人倍率も高く、ライバルが比較的少ないタイミングで、採用の確率は上がると考えられます。
ただし、業界全体では最も忙しい繁忙期を迎えます。
長期休暇を踏まえて人手不足となる病院などもあるため、12月の入職はあまりおすすめできません。
翌年の入職を目指して、12月に転職活動を始めてみてください。
看護師面接で「いつから働ける?」と聞かれた時の回答例
もしも、面接で働ける時期を尋ねられた場合は、「大まかな入職可能日程」と「理由」を伝えるようにしましょう。
具体的な回答例をご紹介します。
- 就業中の場合
「内定を正式に頂いてから、1~2か月で入職できます。現在受け持っている患者様や係活動など、業務の引継ぎ、退職手続きをした後入職可能です。」 - 離職中の場合
「内定を頂いた翌日から勤務可能です。」
多くの病院では、3か月ごとに区切り、中途採用の計画を立てています。
また、業務の引継ぎ、退職や転居を考慮し、入職は2~3か月後までの日取りを伝えると良いでしょう。
あまりに期間が長引くと、「意欲がない」と受け取られかねないため注意が必要です。
また、求人票に入職日が記載されている場合は、可能な限りその日程に準じる必要があります。
どのような場合であっても、無理な予定にならないよう、余裕を持った日程を伝えることがおすすめです。
看護師転職を有利に進めるための4つのコツ
ここでは、看護師転職を有利に進めるためのコツをご紹介していきます。
看護師転職を有利に進めるためのコツ
希望の職場に採用されやすくなるように、必ずチェックしておいてください。
コツ1.転職理由を明らかにする
転職を考え出したら、まずはじめに行いたいのが、転職理由を明らかにすることです。
「3年働いたからそろそろかな。」
「同級生や同期が転職してたから。」
上記のようなはっきりしない転職理由だと、何を優先して転職先を探したらいいのかわからなくなります。
また、面接でも良い評価を受けにくく、転職できたとしても後悔が残ることになりかねません。
まずは、 転職によって何を変えたいのか、何がしたいのか、あるいは何をしたくないのかをはっきりさせましょう。
コツ2.情報収集をする
転職に適した時期であっても、よい求人情報を集められなければ、満足できる転職はできません。
情報不足のまま転職すると、転職後にギャップを感じて、転職を繰り返す可能性も。
情報収集では、以下の情報を集めていきましょう。
転職前に集めるべき情報
- どんな病院があるのか?
- 給与や待遇はどうなのか?
- 口コミはどうか?
- 実際に働いている人の声
- どれくらい施設や設備が整っているか?
特に、口コミ情報は、実際に働く看護師の生の声が確認できるので有益です。
看護師専門の「ナスコミ」を活用して、口コミ情報を収集しましょう。
(引用:ナスコミ)
働きながらの転職活動でも、隙間時間に口コミサイトを覗くようにすれば効率良く職場の雰囲気がチェックできます。
ナスコミは無料で利用できるので、気軽に登録してみてください。
コツ3.転職先を決める
上記のコツ1、2を踏まえて、転職先を決めていきましょう。
転職理由を明確にしているため、次にいきたい病院を決めやすくなっているはずです。
希望の転職先を見つけたら、求人サイトや求人誌を利用して病院見学や面接のアポイントを取りましょう。
求人サイトを利用した場合は、 担当者が病院側とのやり取りを代行してくれるのでスムーズにすすめることができます。
【補足】面接を受ける
転職先が決まったあと、書類選考に受かれば後日日程を調整して、面接に臨みます。
緊張するかもしれませんが、基本的には転職先もあなたを受け入れるつもりで面接をしてくれています。
落ち着いて、あなたの希望に沿った働き方ができる職場であるかを見極めましょう。
看護師面接で聞かれやすい質問をご紹介します。
- いつから勤務可能であるか?
- 夜勤は可能であるか?
- どのような病棟を経験してきたか?
- 将来のキャリアをどう考えているか?
- 得意なことはどのようなことか?
- 看護師として大切にしているのはどのようなことか?
- なぜ当院で働きたいか?
- なぜ前の病院を退職するのか?
- 現職での同僚や先輩後輩には、転職についてどのように言われているのか?
質問に対する回答をあらかじめ用意しておくと、余裕を持って面接に臨めるでしょう。
コツ4.転職サイトを活用する
転職サイトを有効に活用することも、転職を有利に進めるコツです。
転職サイトを利用することで情報収集ができるほか、看護師転職に関するあらゆるサービスが受けられます。
看護師転職サイトのサービス内容
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書添削
- 面接対策
- 面接スケジュール管理
- 入職日・給与交渉
- 入職手続きのサポート
- 入職後の悩み相談
転職活動を全面にサポートしてもらえるので、面接対策など、重要な部分に時間を割くことができます。
そのため、働きながら転職活動をする看護師さんでも、効率よく転職活動を進めることができます。
複数の転職サイトを利用しよう
求人情報を集める際は、複数の転職サイトを併用することが大切です。
その理由は以下の3つです。
複数の転職サイトを併用すべき理由
- もれなく求人を集めるられるから
- サイトにより強みが違うから
- アドバイザーとの相性は使ってみないと分からないから
しかし、あまり多く登録してもアドバイザーとのやり取りが大変なので、2~3社に絞ると良いでしょう。
看護師の転職におすすめの転職サイト3選
看護師転職サイトは数10社以上のサービスがありますが、中でもおすすめは求人数が豊富でサポートも手厚い以下3サイトです。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ◎ 約8.6万件 | ◎ 全国 |
ナース人材バンク | ◎ 約3.6万件 | ◎ 全国 |
(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
まず初めの1社を選ぶならば、求人数・サポート共に充実している「看護roo!」がおすすめです。
しかし、手厚いサポートをしてくれるかは、担当者の良し悪しにも左右されるため「このサイトを使えば安心」と言い切れるサイトはありません。
相性の良い担当者を見極められるように、転職サイトは2~3社まとめて登録しておくことをおすすめします。
求人数・サポート共に充実している『看護roo!』
- (引用
- 看護roo!)
看護roo!の特徴
- 手厚いサポートが受けられ、特に面接対策と条件交渉には定評がある
- 「利用者満足度」96%以上。高い満足度を誇る
- 全国的に求人が豊富。特に関東・東海・関西地方の都市部の求人に強い
『看護roo!』は、看護師転職では「お決まり」と言えるほど人気の看護師転職サイトです。
求人数は業界トップクラスの13万件以上(※)。面接対策や条件交渉などのサポートも丁寧で、気になる病院の情報も細かく教えてもらえます。
※雇用形態/勤務形態/職種別 2023年12月1日時点
特に面接対策では「面接の練習」だけでなく、転職ガイドに「面接マナーや対策」の情報が充実しているため、ちょっとした疑問もすぐに解決できます。
どの時期に転職すると有利に進められるか、アドバイスをもらうこともできるでしょう。
求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
なお、看護rooは登録者限定で「転職ガイドブック」を配布しています。
転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
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(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
職場のリアルな情報がわかる『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』
レバウェル看護の特徴
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『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』は、業界トップクラスの求人数を保有する看護師転職サイトです。
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求人ページを確認すると、求人ごとのおすすめポイントや、実際に働くスタッフの声などが紹介されているため、応募前にイメージを膨らませやすいのが魅力的です。
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少しでも多くの求人を見たい人や、職場の雰囲気を事前に詳しく知りたい人は、ぜひレバウェル看護も活用してみてください。
レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
求人数が多く職場情報も確認できる『ナース人材バンク』
- (引用
- ナース人材バンク)
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『ナース人材バンク』は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです。
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全ての看護師におすすめですが、特に20代や30代のサポートに強みを持っているので、該当する人は優先的に登録しておきましょう。
ナース人材バンク|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
看護師転職サイトの登録から転職までの流れ
ここからは、看護師転職サイトを利用した転職活動の流れを解説します。
転職活動の流れ
特に難しいことはありませんので、ざっくりと流れだけでも確認しておいてください。
ステップ1.利用登録をする
看護師転職サイトは最初に利用登録を行います。
メールアドレスや電話番号、希望する働き方など、簡単に入力できる項目なので数分で登録が完了します。
利用料は無料なので安心してください。
ステップ2.初回のカウンセリングを受ける
登録した当日や翌日に、看護師転職サイトから電話が入ります。
スタッフが、仕事の悩み、転職時期、希望する働き方や看護技術の習得レベルなどを詳しく聞いてくれます。
この時点では相談だけですが、辛い毎日を過ごしてきた看護師にとって相談できるだけで気持ちが軽くなるものです。
ステップ3.求人の紹介、求人への応募
カウンセリング後、希望の条件を満たした求人があると紹介してくれます。
求人に応募する前には給料、職場の雰囲気など、転職先の病院に直接聞きづらい内容を看護師転職サイトのスタッフが代行して聞いてくれます。
そのため、自分で納得した求人にだけ応募することが可能です。
実際に応募する時は、履歴書の内容確認や面接の練習を担当者が電話でサポートしてくれます。
さらに、 病院の面接日程も看護師転職サイトのスタッフが代行してくれるため、自分で日程調整をせずに済みます。
面接を受けて合格したら新しい就職先の決定です。
ステップ4.新しい就職先との条件交渉
面接に合格した後も入社日、給料や勤務の条件交渉など、スタッフが代行してくれるため勤務を開始するまでしっかりサポートしてくれるのです。
条件交渉が終わり、入社日に出勤して新しい職場で働くこととなります。
転職を円滑に進めるための円満退職のコツ
いくら退職をするといっても、 これまでお世話になった職場には感謝の気持ちを持ちながら、最低限迷惑をかけないようにするのが社会人としてのマナーです。
ここからは転職を円満に終えるために押さえておきたい、4つのポイントを紹介します。
円満退職のコツ
また、引き止められて辞められない方のために『自力で辞められないときは「退職代行」を利用する』についても解説します。
ポイント1.直属の上司に事情を報告する
まずは、直属の上司に対して、退職の意思を伝えます。
転職先が決まった後 まず相談すべきは、人事部でなく看護部長でもなく、あなたの直属の上司です。
直属の上司は、多くの人にとって所属する病棟の看護師長です。
上司の都合の良さそうなタイミングを見計らい、「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と言って、個室で話をする時間を設けてもらいます。
直属の上司に相談すれば、退職の手続き方法や、引き継ぎ事項の確認まで一緒に行ってくれるはずです。
また、退職を報告するタイミングについては、就業先によって異なるため、就業規則をよく確認しましょう。
円満に退職するために、施設の決まりを守って退職の手続きを進めてください。
ポイント2.引き止めにくい転職理由を伝える
看護師長との面談では、引き止めにくい理由を伝えることが大切です。
医療現場では、新しい看護師の育成などに手間がかかるため、退職の意向を伝えて、すんなりOKはされにくいです。
引き止められにくい転職理由を考えるポイントは「前向きな理由」です。
退職の意思を伝えると、「部署異動や勤務調整をするから退職しないでほしい。」と引き止められる可能性があります。
そのため、退職を伝える時は、建前だとしても以下のような理由を用意しておきましょう。
納得されやすい転職理由
- 「スキルアップと資格取得のために」
- 「〇〇科を経験して看護の幅を広げたい」
- 「学生の頃から、〇〇のような働き方に興味があった」
上記のような前向きな理由を伝えると、「それならしょうがない」と上司も了解しやすいです。
上司に引き止められにくい転職理由は、以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。
ポイント3.退職届を書類で提出する
上司の了解が得られたら、最後にするのは退職届を書類で提出することです。
メールや口頭だけで転職を伝えるのはマナー違反です。
退職届は職場で決まったフォーマットが準備されている場合や、自分で準備しなければならない場合があるので、上司に確認してから作成します。
また、職場によっては人事部から退職日の確認や、返還してもらう物リストの確認を合わせて行う必要があります。
退職に関する手続きは、事前に確認しておくと良いでしょう。
ポイント4.退職するなら3月がおすすめ
退職は、年度末の3月がおすすめです。
なぜなら、人員配置や異動が行われスタッフ数も変更するため、退職しても迷惑をかけにくいからです。
また、大規模病院であれば中途採用であっても4月入職が多いため、入職タイミングを合わせやすいメリットもあります。
しかし、事前に退職を伝えておかなければ、次年度も働く人員としてカウントされてしまい、職場に迷惑がかかります。
退職の意思は早めに伝えておくようにしましょう。
自力で辞められないときは「退職代行」を利用する
- (引用元
- 退職代行ガーディアン)
自力で辞めるのが難しい場合、「退職代行」をしてくれるサイトを利用する方法もあります。
「退職代行ガーディアン」は、退職の手続きをすべて代行してくれるサービス。
「もう職場には行きたくない…」「上司・同僚と顔を合わせたくない…」など、退職理由はどんな内容でも構いません。
サービスに申し込んだ時点で、退職の手続きを全て代わりに行ってくれるので、職場に一切出向かずに辞めることができます。
「退職代行ガーディアン」は退職成功率100%の実績があるため、ほぼ確実に辞められます。
退職できずに悩んでいるならば、最後の手段として利用を検討してみてください。
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- (最終更新:23年9月時点)
まとめ
看護師は常に人材不足のため、いつでも転職は可能ですが、特に経験年数3年目以降の看護師向けの求人が多いです。
希望条件に合う職場に転職するなら、3年目位以降がおすすめです。
看護師が転職活動を始めるのにおすすめの時期
- 1年目~2年目|転職は慎重に!第二新卒の求人を狙う
- 3年目~5年目|引く手あまたで中途採用されやすい
- 6年目~10年目|即戦力やマネジメント業務の求人が増える
- 11年目以降|管理職として求める求人が多い
看護師の転職先は多いのですが、急いで転職先を決めてしまうと、入職後のフォローがなかったり、働く環境が良くなかったりする可能性も。
そのため、最低3か月の期間を目安にスケジュールを組み、転職先の取捨選択をじっくりと行いましょう。
1年間で転職をスタートする時期は、10月頃の求人数増加の時期から転職活動を始め、翌年の入職を目指すのがおすすめです。
なお、転職活動を行う際は、以下のような転職サイトを有効に活用し、効率的に転職活動を進めてください。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ◎ 約8.6万件 | ◎ 全国 |
ナース人材バンク | ◎ 約3.6万件 | ◎ 全国 |
(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
転職サイトを活用し、ぜひ理想の職場への転職を実現させてください。
監修者
転職を成功させるためには、タイミングは重要です。
焦って転職先を決めたり、求人数が少ない中で転職先を探したりすると、不利な状況になりかねません。
転職に最適な時期を意識した上で、余裕を持ったスケジュールを組み、後悔のない転職を叶えましょう。
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