
ベンチャーから大手への転職は無理?おすすめ転職理由や転職エージェントを解説
最終更新日:
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現在働いているベンチャー企業から大手企業への転職を検討したとき、「果たしてできるのか…」と不安になる人もいるでしょう。
結論から言うと、ベンチャーから大手への転職は可能です。
むしろベンチャーから大手へ転職することは、多くのメリットがあります。
ベンチャーから大手へ転職する6つのメリット
本記事ではベンチャーから大手への転職は無理と言われる理由を解説した上で、大手へ転職する際のポイントや面接対策のコツを紹介します。
さらに転職活動を成功に導くためにおすすめの転職エージェントを紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
ベンチャーから大手への転職におすすめのエージェント
サービス名 | おすすめの人 | 求人数 | 対応エリア |
---|---|---|---|
doda 公式サイト |
| 約240,000件+非公開求人 | 全国 |
BIZREACH(ビズリーチ) 公式サイト |
| 約29,000件+非公開求人 | 全国 |
マイナビエージェント 公式サイト |
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レバテックキャリア 公式サイト |
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リクルートエージェント 公式サイト |
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- ベンチャーから大手へ転職する6つのメリット
- 給与や福利厚生などの待遇面が良くなる
- さまざまな人と関われる
- 大規模なプロジェクトに関われる
- よりハイレベルな人材になれる
- 人材育成ノウハウが整っている
- 業績悪化による減給・倒産のリスクが低い
- 大手へ転職する際のポイント・面接対策のコツ
- ポジティブな転職理由を考える
- マネジメント経験を積む
- 新規ビジネスに対してどう貢献したかをまとめる
- 徹底的に企業分析と業界研究をする
- 転職エージェントを活用する
ベンチャーから大手への転職は無理と言われる理由

なぜベンチャーから大手への転職は無理と言われるのでしょうか。
はじめに、ベンチャーから大手への転職が無理と言われる理由について解説します。
ベンチャーから大手への転職は無理と言われる理由
基礎スキルやマナーが身に付きにくい
ベンチャーから大手企業への転職が難しいと言われる一因には、基礎スキルやマナーが身に付きにくいという問題があります。
ベンチャーの自由な社風は従業員に自己管理能力を強く求める一方で、大手と比べて育成制度が不十分であるケースが多く、基礎スキルやマナーが欠けがちです。
大手に求められる基礎スキルやマナー
- PCスキル
- 業務上のスキル
- 専門用語の理解
- ビジネスマナー
大手企業では、これらが業務の効率性やチーム内の協調性を高める重要とされているため、育成に時間がかかると感じさせてしまうでしょう。
大手企業へ転職活動をする際には、基礎スキルやマナーのギャップを埋めるべく、外部の研修などを通じて必要なスキルやマナーを補完すると良い印象を与えられます。
個性が強く教育しにくい印象
ベンチャーでの勤務は自由度が高く個性を発揮しやすい一方で、個性が強く教育しにくい印象を与えることも、ベンチャーから大手への転職が難しいと言われる理由として挙げられます。
ベンチャーで培われる独立性や創造性はビジネスにおいて価値があるものの、大手企業で求められるのは、既存の枠組みやルールに沿って社風に合わせて協調しながら働く能力です。
大手にとってベンチャー出身者の持つ自由な発想や強い個性は、既存の体系になじみにくく、教育や適応が困難と見なされる可能性があります。
転職活動を成功させるためには、組織内での役割や協調性の重要性を理解し、行動する姿勢があると感じてもらうのが大切です。
就活が上手くいかなかったイメージがある
大手、とくに古くから続く企業の中には、新卒でベンチャー企業に入社した人に対して、就活に失敗したためベンチャーに行ったという認識を持つ人もいます。
つまり学生時代の過ごし方や新卒時のスキルに問題があると疑いの目を向け、ベンチャー出身というだけで不採用にしてしまうのです。
「ベンチャー出身者=優秀ではない」という図式を壊すためにも、転職者はいままで培ったスキルや経験を具体的に伝えると良いでしょう。
またそれらのスキルや経験から得たものが大手の業務にどのように貢献できるかを明確にするのが、転職成功の鍵となります。
裁量面で不満を感じるのではと不安
ベンチャーから大手企業へ転職すると、裁量面での不満が生じて結局辞めてしまうのではないかという不安も、ベンチャーから大手への転職が難しいと言われる一因として挙げられます。
ベンチャーでは人員体制が整っていない場合が多いことから、従業員一人ひとりに広い裁量が与えられ、意思決定にも積極的に関与するのが一般的です。
一方で大手の場合は事業規模が大きく、個々の従業員の裁量が制限されることが多いため、自主性や迅速な意思決定を重視する働き方に慣れている人にとっては適応が難しい場合があります。
そのため、自身が希望する働き方と大手企業の文化や構造をしっかりと照らし合わせ、どの程度の裁量と責任を求めるかを明確にしておくと、転職後のミスマッチが防げるでしょう。
ベンチャーから大手へ転職する6つのメリット

ベンチャーから大手へ転職するメリットとしては、以下の6つが考えられます。
ベンチャーから大手へ転職する6つのメリット
以下で詳しく解説しますので、ぜひ目を通してみてください。
給与や福利厚生などの待遇面が良くなる
ベンチャーから大手へ転職すると、給与や福利厚生などの待遇面が良くなるというメリットがあります。
企業の業界や規模、地域、職種などによって給与が不安定なベンチャーと比較して、大手は安定した経営基盤を持つため、従業員に対して高水準の給与を提供可能です。
また、大手はボーナスや昇給のシステムも整っており、長期的な収入増加も期待できます。
福利厚生に関しても健康保険や厚生年金保険の条件が良いことはもちろん、生活の質を向上させる多様な制度が整っているため、適切なワークライフバランスを取りながら働けるでしょう。
大手の提供する福利厚生の一例
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 退職金制度
- 育児・介護休暇
- 社員旅行
経済的な安定と生活の充実を求める場合には、ベンチャーよりも大手の方がメリットがあると言えます。
さまざまな人と関われる
さまざまな人と関われるという点も、ベンチャーから大手へ転職するメリットと言えます。
大手の持つブランド力やネームバリューは、業界内外での信頼と認知度を確立しているため、業界で有名な人や高い地位にある人物と接点を持ちやすくなるでしょう。
ビジネスの場でのアポイントを取る際も、いちベンチャーでは開かれなかった門戸が、大手企業の名前で開かれる可能性があります。
大手で働いてさまざまな人と関わりを持つことで、ネットワークが広がり多くの情報を得られたり、新たな発見や発想につながったりする点も大きなメリットです。
大規模なプロジェクトに関われる
大手で働くことで、ベンチャーでは難しかった大規模なプロジェクトに関われる機会が増えるというメリットがあります。
大手は資本力を活かして、業界をリードするような大きなプロジェクトを手掛けているからです。
大規模なプロジェクトに関わることで、従業員はプロジェクト管理、チームワーク、高度な技術スキルなど、多様な経験を積めるでしょう。
また大規模プロジェクトでは国内外の企業や人々と協力する機会があるため、グローバルなビジネス環境でコミュニケーション能力を身につけたり、働き方を学べたりする点もベンチャー企業にはない貴重な経験と言えます。
よりハイレベルな人材になれる
ベンチャーから大手へ転職することで、いままでよりもハイレベルな人材になれるでしょう。
大手では広範囲にわたる業務知識と高度な専門性が求められるため、従業員は自己のスキルを絶えず磨き続けることが要求されるからです。
大手には一流の研修や継続教育の機会が豊富に用意されていることも多く、最新の業界トレンドや技術を学び、常に業界の最前線で活躍することも夢ではありません。
さらに大手企業が手掛ける大規模なプロジェクトは、しばしば業界内外の多様な専門家の協働を伴うため、多くの人々から新しい視点やスキルを吸収するのも可能です。
人材育成ノウハウが整っている
ベンチャーから大手に転職すると、整った人材育成ノウハウを享受できる点も大きなメリットです。
大手は長年にわたり多くの従業員を育ててきた経験と手法を持ち合わせており、企業独自のシステムにより、最新の業界知識や技術、ビジネススキルを網羅的に学べます。
従業員は業界で求められる専門性を体系的に身につけ、より高いレベルの業務遂行能力を獲得できるでしょう。
大手では単に職務をこなすだけでなく、一人ひとりの従業員がプロとして成長できるような多角的なサポートを提供してもらえるため、自分自身のレベルをスムーズに高めていけます。
業績悪化による減給・倒産のリスクが低い
大手はベンチャーと比較して業績悪化による減給や倒産のリスクが低い点もメリットとして挙げられます。
業績悪化が直接給与の未払いや倒産につながるリスクが高いベンチャーに対して、大手企業は資金力が豊富な上に、広いネットワークや充実のリスクマネジメントを用いて、業績が急激に悪化するリスクを効果的に管理しているからです。
さらに大手は、安定した収益基盤を持つため、従業員に対する給与の支払いが安定しています。
経済的な安心感を持って仕事がしたいと思う人は、ベンチャーから大手への転職を検討するのがおすすめです。
ベンチャーから大手へ転職する3つのデメリット

ベンチャーから大手へ転職すると多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
ベンチャーから大手へ転職する3つのデメリット
以下で3つのデメリットについて解説しますので、転職する前に内容を把握しておきましょう。
ルーチンワークになる可能性がある
ベンチャーから大手へ転職するデメリットとして、業務がルーチンワークになる可能性がある点が挙げられます。
ベンチャーでの業務は多岐にわたり、従業員はさまざまな業務を横断的に経験することが多いのに対し、大手では部署や役割が明確に分かれており、特定の領域の業務に専念することが一般的であるためです。
このような状況は新しいことに挑戦する機会が少なくなり、業務をルーチンワークと感じて飽きやモチベーションの低下を感じる原因にもなるでしょう。
したがって、大手への転職を検討する際は、自身がどの程度ルーチンワークに適応できるかを真剣に考える必要があり、多様性と専門性のバランスを見極めるのが重要です。
自由度が高くない
企業によるものの、大手ではベンチャーのような自由度はあまり期待できません。
ベンチャーでは一般的に職務が多様で、従業員が独自の判断で業務しやすい環境が整っているのに対し、大手では各々の業務が厳格に定められており、各従業員の行動範囲も明確に限定されがちです。
行動範囲を限定されてしまうことで、ベンチャー出身者は自分のアイデアを自由に実行することに対する制約を感じることがあるでしょう。
さらに大手では意思決定が上層部や多数の部門を通じておこなわれることが多く、変更や新しい提案を実施するまでの時間が長くなることも自由度が低いと感じる原因になります。
部署異動や転勤がある企業も
企業により、大手では業務の需要や人員配置の最適化のため部署異動や転勤の可能性があります。
とくに全国に支店がある企業の場合は、希望に関係なく転勤となるケースもあるため注意が必要です。
転勤が頻繁に実施される企業では、異なる地域の文化や業務スタイルに適応できず、大きなストレスを抱える可能性もあります。
大手企業への転職を検討する際は、異動や転勤についての企業方針を事前に確認し、自身のライフスタイルや将来の計画と照らし合わせるのが重要です。
働く場所にこだわりがある場合は、転勤の可能性が低い職種や部署を選択するなど、事前に対策を講じるのが望ましいでしょう。
ベンチャーと大手企業との違い

ベンチャーと大手企業には、以下のような違いがあります。
項目 | ベンチャー | 大手企業 |
---|---|---|
給与 | 不安定だが将来性あり | 安定して高い |
福利厚生 | 独自性がある | 手厚い |
事業規模 | 小規模 | 大規模 |
自由度 | 高い | 低い |
ワークライフバランス | 取りにくい | 取りやすい |
本当にベンチャーから大手へ転職するべきかの判断材料にもなるため、ぜひ目を通してみてください。
給与
ベンチャー | 不安定だが将来性あり |
---|---|
大手企業 | 安定して高い |
ベンチャーと大手企業の間で、給与体系には顕著な違いが見られます。
ベンチャーは基本給が比較的低めに設定されて不安定なことが多いものの、インセンティブが豊富に設定されていたり、業績に応じた昇給が迅速におこなわれたりすることが一般的です。
一方で大手企業の場合は給与体系が安定しており、基本給が高めに設定されてボーナスも十分に支給されるケースが多いでしょう。
給与体系の違いは一人ひとりのキャリアプランやライフステージによってどちらが適しているかが異なるため、ベンチャー企業でのチャレンジを求めるか、大手企業での安定を求めるかによって、選択が分かれます。
福利厚生
ベンチャー | 独自性がある |
---|---|
大手企業 | 手厚い |
福利厚生に関しては、ベンチャーは資金の制約からあまり充実していないものの、従業員のライフスタイルに合わせた、企業独自のユニークな福利厚生が導入されているケースも少なくありません。
ベンチャー企業独自の福利厚生例
- ペット同伴勤務可能
- 推し活休暇
- 昼寝推奨
- バースペースでドリンク飲み放題 など
一方で大手企業は、健康保険や厚生年金保険の完備はもちろんのこと、退職金制度、育児休暇、介護休暇など、従業員の生活の安定と支援を目的とした福利厚生が非常に充実しています。
レクリエーション施設の利用や社員旅行など、従業員の健康とウェルネスをサポートする福利厚生も豊富です。
ベンチャーの福利厚生はユニークで柔軟性があり、大手企業の福利厚生は安定性とサポートが強調されている点を踏まえて、自分のニーズやライフスタイルに最も合った選択をしてみてください。
事業規模
ベンチャー | 小規模 |
---|---|
大手企業 | 大規模 |
ベンチャーの多くは創業期または成長初期の段階にあり、事業規模が小さく従業員数も限られているのに対して、大手企業は事業規模が大きく、多くの従業員と複数の部門を持っているのが特徴です。
事業規模の違いは、勤務する環境や職務の、キャリアパスにも大きな影響を与えます。
ベンチャーでは多岐にわたる業務に携わる機会が多く、大手では特定分野の専門性を深めることが可能です。
転職を考える際には、自分が求めるキャリアの方向性と、どちらの企業形態が自身の目標や働き方に合致するかを慎重に考えてみてください。
自由度
ベンチャー | 高い |
---|---|
大手企業 | 低い |
ベンチャーと大手企業では、働く上で大きく異なる点は自由度です。
ベンチャーは意思決定が迅速で、変化に柔軟に対応できるため、従業員には高い自由度が与えられます。
対照的に大手企業では業務がより細分化され、各従業員の担当領域は比較的狭く定められているため、自由度は低めです。
ベンチャーと大手では働き方の自由度が大きく異なるため、転職を検討する際には自分が求めるキャリアの方向性とそれぞれの企業文化を理解し、どちらの環境が自身の目標に合致するかを慎重に評価してみましょう。
ワークライフバランス
ベンチャー | 取りにくい |
---|---|
大手企業 | 取りやすい |
ワークライフバランスに関しては、ベンチャーは迅速な成長と変化に対応するため、従業員に多大な労力と時間が求められるのが一般的なことから、大手企業と比較してプライベートな時間を確保しにくいでしょう。
ベンチャーは子育てや介護に対するサポートが十分でない場合もあり、福利厚生の充実度という点で大手企業に劣ると見られます。
ベンチャーと大手企業ではワークライフバランスや福利厚生の充実度に大きな違いがあるため、個々のライフステージやキャリアプランに応じてどちらが適しているかを検討するのが重要です。
大手へ転職する際の企業選びのコツ

ベンチャーから転職する際、大手であればどこでも良いと思っている人はいないでしょう。
それではどのように企業選びをするのか、以下で5つのコツを紹介しますので参考にしてみてください。
大手へ転職する際の企業選びのコツ
企業の雰囲気
転職先を選ぶ際には、企業の雰囲気を事前に理解しておきましょう。
企業風土が自身の価値観や働き方に合わない場合、人間関係や仕事の進め方において周りと馴染めず、結果ストレスを感じることになりかねません。
企業の雰囲気を事前に把握する方法としては、以下の方法があります。
- 公式サイトやSNSを通じて企業の公式発表や従業員の投稿をチェックする
- 転職エージェントを活用して情報を得る
実際に選考に進んだ際は、面接官の態度やオフィス環境、社員の交流の様子などから、企業の文化を推察する手がかりが得られるでしょう。
このような情報を基に、長期にわたる企業生活で満足度を高められるかどうかを探るようにしてください。
勤務エリア
ベンチャーから転職する大手を選ぶ際は、勤務エリアを確認しておくのが重要です。
大手の多くは全国各地、場合によっては国際的にも拠点を持っているため、希望する勤務地での職を見つけられる可能性が高いでしょう。
一方で、転勤が頻繁にある企業の場合、特定の地域に長く留まるのが困難な場合もあります。
「東京で働きたい」、「地方での勤務を経験したい」といった具体的な地域の希望がある場合は、企業がそのエリアにオフィスを持っているか、将来的にそのエリアに転勤の可能性があるかを事前に確認するのがおすすめです。
経営者の人脈
大手への転職を検討する際、経営者の人脈や人柄も非常に重要な情報です。
経営者の価値観やビジョンは企業文化に大きな影響を与え、直接的に職場の雰囲気や業務の進め方に反映されます。
昨今ではSNSを活用し、考え方や優先事項、企業が直面している課題や成果について積極的に情報発信をおこなう経営者も多くいるため、発信している情報から人柄を見て、合いそうかどうかを判断するのが良いでしょう。
経営者の人脈や人柄、リーダーシップのスタイルが自分と合うかどうか見極められれば、職場での幸福感や仕事の充実度が上がります。
企業の将来性
企業選びにおいて、企業の将来性は必ず確認しておきましょう。
将来性が高い企業には持続的な成長の機会があり、従業員は安定したキャリアパスを進める可能性が高くなるからです。
企業の将来性を評価するためには、企業が公開している公式資料を調査するのが間違いありません。
企業の将来性を判断する公式資料
- 有価証券報告書
- 四半期報告
- 株主総会の資料
- プレスリリース など
これらの資料は、企業の収益性、資産状況、負債のレベル、そして将来の成長戦略や市場での競争力などを理解するのに役立ちます。
アナリストレポートや業界評価、専門家の見解を参考にすることも有効です。
「行きたい」という想いだけではなく、企業の将来性を正確に判断することで、転職後の職場での成功と満足度が高まるでしょう。
有給休暇の取得率
有給休暇の取得率も、企業選びにおいて重視したいポイントです。
有給休暇の取得率が高い企業は、従業員のワークライフバランスを尊重し、健康的な職場環境を提供している可能性が高いと言えます。
反対に取得率が低い場合は、長時間労働が強いられていたり、有給取得を良しとしない職場の雰囲気があるかもしれません。
有給休暇の取得率は、就職四季報や大手ネットメディアで公開されていることが多いため、目を通すことで企業の実態を把握可能です。
企業の公式サイトや従業員の口コミサイトでも、有給休暇の取得状況に関する情報を確認できます。
大手へ転職する際のポイント・面接対策のコツ

ここまで読んでベンチャーから大手への転職をしたいという想いが強まった一方で、本当に自分が転職できるかと不安に思う人もいるでしょう。
以下で大手へ転職する際のポイントや面接対策のコツを紹介しますので、転職成功のためにぜひ参考にしてみてください。
大手へ転職する際のポイント・面接対策のコツ
ポジティブな転職理由を考える
ベンチャーから大手への転職を成功させる際は、ポジティブな転職理由を考えておきましょう。
面接官に好印象を与え、転職成功の可能性を高められます。
反対にネガティブな理由を挙げると、面接官に「うちに来ても同様の理由でまた転職するのではないか」という印象を与えてしまうリスクがあります。
たとえば、「給与が低い」という理由を挙げると、「当社以上に高い給与を提示する企業が現れたら、また転職するのでは?」と思われるかもしれません。
また、「規模が小さいから」という理由も、「当社も業界トップクラスの規模ではないが、それで満足できるのか?」と疑問視されることがあります。
転職理由を考える際には、自分の成長やキャリアアップに焦点を当てた、ポジティブな転職理由を明確に伝えるようにしましょう。
マネジメント経験を積む
大手へ転職する前に、ベンチャーにおいてマネジメント経験を積んでおくと、転職活動にプラスに働きます。
ベンチャー出身者に対して大手が期待するのは、新規ビジネスの立ち上げに貢献できる力であるためです。
ベンチャーでは限られた人材や資金の中で多様な業務をこなすことが求められるため、迅速な意思決定や柔軟な対応力が鍛えられます。
くわえてチームをまとめるマネジメント経験があると、大手での新規プロジェクトのリーダーとしての適性が評価されるのです。
プロジェクト立ち上げ時にチームを効果的にリードし、成功に導ける能力があると判断されれば、採用確率がアップするでしょう。
新規ビジネスに対してどう貢献したかをまとめる
ベンチャーでは新規ビジネスの立ち上げに関わる機会が多いことから、どのように貢献したかをまとめ、アピールするのが有効です。
新規ビジネスにどう貢献したかを具体的にまとめることで、自身のスキルと実績を明確に伝えられます。
たとえば、新規事業の企画から実行までのプロセスをリードし、どのようにチームをまとめたか、困難な状況をどのように解決したかといった具体例を挙げるのがおすすめです。
また売上の増加やコスト削減、プロジェクトの成功率など、具体的な成果を数値化して示すことで貢献度が明確になります。
いままでの実績を基に、大手企業での新規ビジネスの立ち上げにどう貢献できるかをアピールするようにしてください。
徹底的に企業分析と業界研究をする
ベンチャーから大手へ転職する際は、徹底的に企業分析と業界研究をおこなうのが不可欠です。
企業がどのような方向に進もうとしているのか、どのような人材を求めているのかを把握できる上に、業界全体のトレンドや競合他社の動向を理解することで業界内での企業の位置付けがわかるようになります。
また転職者は、企業分析と業界研究の結果を基に、自分の強みのうち、どこをアピールするのが最も効果的かを考えられるようになるでしょう。
たとえば新規ビジネスの立ち上げ経験がその企業の成長戦略にどのように寄与できるのか、自分のスキルや経験が具体的にどのような成果を生み出せるのかを明確に伝えられるようになります。
転職エージェントを活用する
大手へ転職を成功させるためには、転職エージェントを活用するのも有効です。
自力での転職活動は、よほどの分析力や人脈がない限り、理想的な企業やポジションを見つけるのが難しいでしょう。
転職エージェントはベンチャーで得た経歴やスキルに基づいて適切な企業やポジションを紹介してくれるため、自分では見つけられない魅力的な求人に出会えます。
次章ではベンチャーから大手へ転職におすすめのエージェントを5社紹介していますので、エージェントの専門知識とサポートを最大限に活用し、理想のキャリアを実現しましょう。
ベンチャーから大手への転職におすすめのエージェント

ここからは、ベンチャーから大手へ転職する際に、おすすめの転職エージェントを5社紹介します。
ベンチャーから大手への転職におすすめのエージェント
サービス名 | おすすめの人 | 求人数 | 対応エリア |
---|---|---|---|
doda 公式サイト |
| 約240,000件+非公開求人 | 全国 |
BIZREACH(ビズリーチ) 公式サイト |
| 約29,000件+非公開求人 | 全国 |
マイナビエージェント 公式サイト |
| 約73,000件+非公開求人 | 全国 |
レバテックキャリア 公式サイト |
| 約25,000件+非公開求人 | 全国 |
リクルートエージェント 公式サイト |
| 約390,000件+非公開求人 | 全国 |
(※2024年5月時点)
転職エージェントは基本的に利用料無料でプロによるキャリアカウンセリング、求人紹介、応募書類添削、面接対策、条件交渉などをおこなってくれるサービスです。
自分に合った転職エージェント選びが転職成功への鍵になるため、以下で特徴に目を通してみてください。
doda

- (引用元
- doda)
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doda|基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人数 | 200,000件以上(非公開求人を含む) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年2月時点)
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- (引用元
- ビズリーチ)
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ビズリーチ|基本情報
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
公開求人数 | 約147,400件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 登録無料 |
(最終更新:25年2月時点)
マイナビエージェント

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- マイナビエージェント)
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マイナビエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年2月時点)
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- (引用元
- レバテックキャリア)
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レバテックキャリア|基本情報
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約42,380件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年2月時点)
リクルートエージェント

- (引用元
- リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は転職支援実績No.1(※公式サイト)の日本最大級の転職エージェントです。
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リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 約535,100件 |
非公開求人数 | 約251,500件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:25年2月時点)
ベンチャーから大手へ転職する際のよくある質問

最後に、ベンチャーから大手へ転職する際のよくある質問に回答します。
あらかじめ目を通しておくことで転職活動への不安が軽減されるため、参考にしてください。
ベンチャーから大手へ転職する際のよくある質問
エンジニアがベンチャーから大手に転職するのは可能?
回答
エンジニアがベンチャーから大手に転職するのは可能です。
ただし、エンジニアがベンチャーから大手に転職する場合、自身のスキルがどの程度のレベルにあるかを把握しておく必要があります。
ベンチャーでは多岐にわたる業務を経験することが多く、それらが専門的な技術力や知識として十分に身についていない場合、特定の技術に精通しているエンジニアを求める大手への転職は難しいかもしれません。
そのため、求人情報をよく分析し、求められるスキルや経験を明確に理解するのが成功のポイントと言えるでしょう。
転職エージェントを利用してプロのカウンセリングやアドバイスを受けながら、しっかりと準備を整え、自信を持って転職活動に臨んでください。
ベンチャーから大手に戻るのは可能?
回答
ベンチャーから大手に戻るのは可能です。
ベンチャーから大手に戻るのは、どちらも経験しているため上手くアピールできれば即戦力尽力として評価される可能性が高いです。
ベンチャーでの企業は柔軟な思考や迅速な意思決定能力を身につけられるため、大手企業でも新規事業やプロジェクトの推進において大いに役立ちます。
さらに大手での経験があることは、組織のルールやプロセスに対する理解が深いことを示しており、迅速に環境に適応できる点をアピール可能です。
転職活動を進める際には、ベンチャーと大手の両方での経験を具体的にどのように活かせるかを明確に伝えることで、自身の価値を最大限に引き出し、転職成功の可能性を高められるでしょう。
第二新卒でもベンチャーから大手へ転職できる?
回答
第二新卒でもベンチャーから大手への転職は可能です。
ただし第二新卒の場合、「すぐに辞めるのではないか」という懸念を面接官に抱かれやすいのも事実です。
したがって、なぜベンチャーから大手へ転職を考えているのかの転職理由を明確にし、前職への不満からではなくポジティブな理由で転職を希望しているとアピールするのが重要と言えます。
ポジティブな理由例
- 大手企業の環境を活用し専門性を深めたい
- 大規模なプロジェクトに携わりスキルを磨きたい
- 前職の経験を活かしスピード感を持った組織作りに貢献したい
自身のキャリア目標と大手での成長機会を結びつける前向きな理由を挙げると、面接官に強い意欲を伝えられるでしょう。
第二新卒の人は、転職活動を成功させるために、自身の強みと目標を明確にした上で転職活動するがおすすめです。
ベンチャーから大手へのおすすめの転職理由は?
回答
ベンチャーから大手へのおすすめの転職理由は以下の通りです。
- より大きな規模の仕事に携わってみたい
- 専門性を高めるとともに、良い待遇で働きたい
- ワークライフバランスを改善して人間として成長したい
大手ではベンチャーでは経験できない、大規模なプロジェクトや多国籍チームと協働で仕事を進めることが多く、新しい視点やスキルを獲得できます。
また深い専門知識を磨くための教育プログラムが充実しているため、自分のキャリアをいっそう進化させられるでしょう。
さらに大手では福利厚生や労働環境が整備されているため、働きやすさが重視されるため仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、結果的に人間としての成長や充実した生活を実現可能です。
これらのような理由を組み合わせ、自分の目標と大手での働き方がどのように合致するかを明確に伝えるようにしてみてください。
まとめ
ベンチャーから大手への転職は十分に可能なため、本記事で紹介したメリットやデメリットを踏まえ、適切なポイントやコツを把握して転職成功を目指しましょう。
大手へ転職する際のポイント・面接対策のコツ
大手への転職を成功させるためには以下の転職エージェントの活用がおすすめですので、ぜひ特徴を把握した上で利用してみてください。
ベンチャーから大手への転職におすすめのエージェント
サービス名 | おすすめの人 | 求人数 | 対応エリア |
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doda 公式サイト |
| 約240,000件+非公開求人 | 全国 |
BIZREACH(ビズリーチ) 公式サイト |
| 約29,000件+非公開求人 | 全国 |
マイナビエージェント 公式サイト |
| 約73,000件+非公開求人 | 全国 |
レバテックキャリア 公式サイト |
| 約25,000件+非公開求人 | 全国 |
リクルートエージェント 公式サイト |
| 約390,000件+非公開求人 | 全国 |
(※2024年5月時点)
プロの力を借りながら、自分のキャリア目標に合った良い大手企業への転職を果たしてください。