セールスエンジニアに未経験から転職するには?開発経験別のおすすめルートを紹介
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セールスエンジニアとは、システム構築やソフトウェア製品の販売・導入を行う際に、営業担当に同行し、ITの技術や専門的な知識を活かして営業を支援する職種です。
プリセールス、プリセールスエンジニアとも呼ばれます。
未経験からセールスエンジニアに転職する場合、システム開発経験があるかどうかで、おすすめの転職ルートは異なります。
セールスエンジニア転職へのおすすめルート
- 開発経験がある
システムエンジニアやプログラマーを経由してセールスエンジニアに転職する - 開発経験がない
直接セールスエンジニアに転職する
この記事では、状況別に転職の流れや求められるスキルを解説します。
志望動機や面接対策などのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
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セールスエンジニアとは?
セールスエンジニアとはどんな職種なのでしょうか?
まずは、セールスエンジニアに関する以下の項目を解説していきます。
セールスエンジニアとは?
仕事内容
セールスエンジニアの仕事内容は、顧客に自社の製品やサービスを販売するにあたり技術面から営業をサポートすることです。
具体的には、以下のような業務を行います。
セールスエンジニアの仕事内容
- 製品やサービスの説明・提案・実演など
- 導入支援
- 製品導入後のアフターフォロー
例えば、自社のパッケージ製品を導入する際の技術的な支援や、顧客の課題にあった解決策の提案などを行います。
そのため、一般的な営業に比べて、ITに関する技術的なスキルが求められます。
セールスエンジニアと混合しやすい「IT営業」に関しては、こちらの記事を参照ください。
年収
大手転職サイト「doda」が公開しているデータによると、2021年のセールスエンジニアの平均年収は495万円です。
平均年収 | |
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全体 | 495万円 |
男性 | 504万円 |
女性 | 389万円 |
年代 | 平均年収 |
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20代 | 399万円 |
30代 | 553万円 |
40代 | 589万円 |
50代〜 | 717万円 |
同年の国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると、日本の平均年収は443万円となっており、日本全体の年収と比較するとやや高めと言えます。
さらに、セールスエンジニアは専門性を高めることで年収を上げることができます。
セールスエンジニアのキャリアパスである、ITコンサルタントやプロダクトマネージャーの平均年収は600万円前後なので、キャリアチェンジにより年収をアップさせることも可能です。
将来性
要件定義や設計、導入支援ができるセールスエンジニアは、さまざまなキャリアパスがあります。
例えば以下のような、キャリアがあげられます。
どれも上流工程から関わることができる上位職種で、年収も高いです。
セールスエンジニアから目指せる職種
- ITコンサルタント
ITを切り口にお客様の課題解決、アドバイスをする職種 - ITアーキテクト
お客様から求められたシステム全体の設計・構築をする職種 - プロジェクトマネージャー
プロジェクトの責任者として進捗、コスト、品質などを管理する職種
製品やサービスを販売するのではなく、顧客の経営課題を解決するためのIT戦略を立案・実行したいならITコンサルタントがおすすめです。
ITシステム全体の設計に携わりたいならITアーキテクト、プロジェクト管理を行いたいならプロジェクトマネージャーがよいでしょう。
セールスエンジニアとして業務をしていく中で、自分の適性のあるキャリアを選択していくことができます。
キャリアの選択肢が多いことはセールスエンジニアの魅力の1つと言えます。
未経験からセールスエンジニアに転職するには
ここでは、開発経験がない場合とある場合に分けて、未経験からセールスエンジニアを目指す方法を見ていきます。
未経験からセールスエンジニアに転職するには?
開発経験がない場合
転職のポイント
- 開発経験がないと顧客への対応がうまくできない可能性がある
- まずはシステムエンジニアに転職して要件定義や開発の基礎知識を身につける
- ただし未経験からシステムエンジニアへの転職は難しいため、プログラマー→システムエンジニアを目指すのがおすすめ
未経験可のセールスエンジニアの求人を探していると良い条件の求人がなかったり、応募しても開発経験者が優先されて書類選考を通過できないことがあります。
そういった場合はセールスエンジニアに転職する前に、システムエンジニアへ転職することがおすすめです。
セールスエンジニアは製品の導入や導入後の支援を行う職種であるため、導入時の要件定義や、導入後の運用設計における経験が必要なためです。
ただし、システムエンジニアに開発未経験から転職するのも難しいため、先にプログラマーを経由するほうがよいでしょう。
プログラマーや、システムエンジニアへの転職について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
開発経験がある場合
転職のポイント
- 開発経験があるなら直接セールスエンジニアを目指すのがおすすめ
- 転職先で取り扱う製品や周辺知識は新たに勉強する必要がある
開発の経験があるなら、直接セールスエンジニアを目指すのがおすすめです。
開発系エンジニアからセールスエンジニアに転職する人は多く、開発経験者に限定した求人も多いです。
セールスエンジニアは開発経験があると有利になるので、自身の快活経験が活かせる求人を探しましょう
未経験からセールスエンジニアに転職したい方におすすめの転職エージェント
どのルートでセールスエンジニを目指すにしても、転職する際はエージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントにはキャリアアドバイザーという転職サポートの専門家が在籍しており、求人紹介だけではなく書類添削や面接対策、年収交渉の代行なども無料でしてもらえます。
転職エージェントでは「本当に転職すべきかどうか」「もっと良い」選択肢はないか」なども一緒に考えてくれるので、転職を迷っている方も利用価値が高いです。
ここではIT業界の転職で使いやすい3社を厳選して紹介します。
転職エージェントは無料で利用できるので、効率よく転職活動を進めるために試しに登録してみることをおすすめします。
ワークポート |
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レバテックキャリア |
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リクルートエージェント |
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【転職エージェントは複数利用がおすすめ】
転職エージェントはそれぞれ保有している求人が異なるため、気になったエージェントは全て登録しておくのがおすすめです。
大手転職サイト「リクナビNEXT」によると、転職成功者は平均4.2社のエージェントを併用しています。
つまり、本気で転職成功したいなら転職エージェントは3〜4社同時に登録しておいた方がいいということです。
ここで紹介する3社は全て無料で利用できますし、登録は3分ほどで簡単に完了します。
なるべく多くのエージェントで情報収集をして、失敗を防ぎましょう。
IT業界に詳しいエージェントなら「ワークポート」
- (引用元
- ワークポート)
ワークポートは、ITやWeb系の求人を多数紹介している転職エージェント。
おすすめポイントは、未経験者も安心できる充実なサポート体制です。
「キャリアコンシェルジュ」という転職アドバイザーが、書類添削や面接対策などを丁寧にサポートしてくれます。
そのサポートの充実さは、特に転職の経験がない人から人気を集めています。
また、ワークポートは対応がスピーディであることも特徴的です。
そのため、転職活動をスムーズに進めたい人におすすめです。
ワークポート|基本情報
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約100,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年10月時点)
専門性の高いアドバイザーに相談したいなら「レバテックキャリア」
- (引用元
- レバテックキャリア)
「レバテックキャリア」は、利用者数20万人突破するITエンジニア経験者専門の転職エージェントです。
レバテックキャリアで取り扱う求人はITエンジニア経験者専門のため、開発職からセールスエンジニアを目指す方にぴったりの転職エージェントです。
年間3,000回以上の企業ヒアリングを行っており、現場社員の声や最新の企業情報など、レバテックキャリアが独自に集めた情報が充実しています。
求人数はやや少なめですが、IT専門であることと、専門性の高いアドバイザーによる、職務経歴書や面接の対策も魅力的なことから、おすすめできるエージェントです。
また、利用者の60%以上が年収UPを実現し、「日本マーケティングリサーチ機構」の調査で以下2部門で第一位を獲得しています。
- ITエンジニアが支持するキャリアサービスNo.1
- ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1
レバテックキャリア|基本情報
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公開求人数 | 約33,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年10月時点)
たくさん求人を見たいなら「リクルートエージェント」
- (引用元
- リクルートエージェント)
リクルートエージェントは、豊富な案件をもつ転職エージェントです。
IT専門のエージェントではないですが、扱っている案件数は数ある転職エージェントの中で最も多いです。
セールスエンジニアの求人は非公開求人あわせて6,000件以上保有しています(2023年4月時点、「プリセールス・セールスエンジニア」の検索結果)。
「豊富な案件から求人を探したい」という方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約470,000件 |
非公開求人数 | 約230,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:24年10月時点)
ここで紹介した3社以外の転職エージェントも知りたい方は、IT転職エージェントおすすめランキングの記事をご覧ください。
セールスエンジニアに求められるスキル
高い専門性を持つセールスエンジニアには様々なスキルが求められます。
ここでは、セールスエンジニアに必要な主なスキルを3つ紹介します。
セールスエンジニアに求められるスキル
IT技術スキル
セールスエンジニアにとって、取り扱う機器やシステムに関する知識・スキルは必須です。
セールスエンジニアの役割は、お客様に対して技術的な側面から提案・商品説明をすることです。
例えば、企業向けサーバーの導入をメイン商品とするセールスエンジニアなら、サーバーOSやセキュリティといった知識が必要となります。
また、導入支援や契約後の技術的なアフターサポートなど、営業では手の届かなかった専門的な領域を行うことができます。
これらの業務をするには、取り扱う機器やシステムに関しての知識が必須です。
コミュニケーションスキル
業務の橋渡しが多いセールスエンジニアとって、コミュニケーションスキルは必須です。
セールスエンジニアは顧客、営業、エンジニアと連携を取りながら業務を進めていきます。
セールスエンジニアのコミュニケーション領域
- 顧客
技術的な側面からの商品説明、導入後のアフターフォロー - 自社の営業担当
技術的な側面から見た予算の相談、機器導入の日程調整 - 自社のエンジニア
クライアントの要求、仕様、納期などの伝達
セールスエンジニアは相手がどこまで理解しているのかを常に把握しながらコミュニケーションをする必要があります。
また、お客様に対して説明する際に専門用語を使いすぎると、意味が伝わらない可能性もあるでしょう。
そのため、相手の理解度に合わせてコミュニケーションを取る必要があります。
プロジェクト管理スキル
セールスエンジニアは複数の案件を同時進行で進めていくため、プロジェクト管理スキルが求められます。
また、セールスエンジニア個人で契約や開発といったすべての業務をするのではなく、営業担当やエンジニアと分担しながら案件を進めていきます。
そのため、個人の業務進捗に加えてプロジェクト単位で進捗を管理する必要があります。
セールスエンジニアの仕事をしていくと、マネジメントスキルが自然と身についていくので、将来的にプロジェクトマネージャーやセールスマネージャーといったポジションにつきやすいです。
セールスエンジニアを目指すなら取得しておくと有利な資格
セールスエンジニアに転職するために必須の資格はありません。
資格取得は必須ではありませんが、営業スキルや技術的なスキルを知識として身につけるのに役立ちます。
ここでは、セールスエンジニアにおすすめの資格を3つご紹介します。
セールスエンジニアにおすすめの資格
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する経済産業省認定の国家資格です。
ストラテジストとは投資戦略を考える専門家を指し、ITストラテジストは経営とITを結びつける戦略家を意味します。
企業活動における基本戦略の提案、推進をIT技術領域において行う人を対象としており、ITコンサルタント向けの資格です。
IPAが運営する国家資格の中で最も難易度が高い資格の1つであり、その分非常に高い評価が得られます。
セールスエンジニアでは顧客の課題に対するIT戦略の提案、導入支援というITコンサルタントに近い業務を行うため、この資格があると技術力の大きなアピールにつながります。
2022年の実績では応募者が6,378名に対して合格率が14.8%と難易度が高い資格試験のため、しっかりと対策をして試験に臨みましょう。
試験時間 | 合計240分(午前90分、午後150分) |
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試験方法 | 全国主要都市の試験会場にて実施 |
受験料金 | 5,700円 |
問題数 | 午前:55問(四肢択一) 午後:7問(記述、論述式) |
合格ライン | 四肢択一:60%以上 論述式:Aランク以上 |
(※最終更新:2022年12月)
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITストラテジスト試験と同様に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する経済産業省認定の国家資格です。
基本情報技術者試験を受験する過程でITの基礎知識を幅広く身につけることができます。
基本的なIT知識を持っていることの証明となるため、セールスエンジニア限らずIT業界の仕事に携わる人は必ず取っておきたい資格です。
ITストラテジスト試験よりも難易度が低いので、IT初学者の方は基本情報技術者試験を受験してみましょう。
試験時間 | 合計300分(午前150分、午後150分) |
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試験方法 | コンピュータ試験(CBT:Computer Based Testiong) |
受験料金 | 5,700円 |
問題数 | 午前:80 問(四肢択一) 午後:11 問(選択肢解答) |
合格ライン | 午前午後いずれも60%以上 |
(※最終更新:2022年12月)
セールススキル検定
セールススキル検定は、特定非営利活動法人 セールスキャリア開発機構が実施している資格試験で、営業力を測定する試験です。
IT技術力を証明する資格は数多くあるものの、セールススキル・営業力を評価する資格は少ないです。
その中でも、セールススキル検定はセールススキルを客観的に証明するものであり、営業力のアピールに役立ちます。
1級~3級まであり、1級および2級ではプレゼンテーションなど実技試験があります。
IT技術には自信があるものの営業力のアピールに不安を感じる人は、取得しておくとよいでしょう。
試験名 | セールススキル検定 3級試験 |
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試験時間 | 60分 |
試験方法 | コンピュータ試験(CBT:Computer Based Testiong) |
受験料金 | 3級:9,900円(税込) |
試験形式 | 選択式 |
合格ライン | 182点以上/250点満点 |
(※最終更新:2023年7月)
未経験可能なセールスエンジニアの求人の特徴
ここでは、未経験でも応募可能なセールスエンジニアの求人の特徴についてまとめました。
最新のセールスエンジニアの求人から、以下の3点を解説していきます。
どんな仕事から始めることになるのか
下記は、未経験可のセールスエンジニア仕事内容の一例です。
(引用:マイナビ転職|2021年5月時点)
仕事内容としては、セールスエンジニアとしてお客様とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていくことになります。
セールスエンジニアの転職後の仕事内容としては、未経験であっても即戦力としての仕事が求められることが多いです。
そのため、IT未経験でセールスエンジニアに転職する人は転職後に相当な努力が必要となるでしょう。
未経験からセールスエンジニアに転職する方は転職前にITの知識を身につけておくことはもちろんですが、転職後に自ら進んで学習できる方でないと厳しいです。
開発の体験や学習の基盤作りには、プログラミングスクールの活用がおすすめです。
プログラミングスクールでは実際のチーム開発を想定した模擬開発を体験してみることや、学習のモチベーションが続くような学習方法を学ぶことができます。
プログラミングスクールの受講を検討したい方は、下記記事をご覧ください。
まとめ
今回は、セールスエンジニアの仕事内容、必要なスキル、未経験から転職する方法をお伝えしてきました。
- セールスエンジニアは営業を専門的な側面からサポートする仕事
- 未経験可の求人もあるが、多くは開発経験を必要とする
- 未経験の方は開発経験を積むために一度プログラマーに転職したり、プログラミングスクールで開発を経験してみるのが有効
- 転職には未公開求人が多く、ITに強い転職エージェントを活用する
セールスエンジニアは、未経験から転職には少し難しい職種です。
しかし、未経験からでもセールスエンジニアを募集している求人もあります。
まずは本記事で紹介した転職エージェントに相談をしてみて、自分の転職のプランを立てましょう。
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