フルスタックエンジニアに転職するには?必要スキルや求人探しの方法を解説
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フルスタックエンジニアに転職するためのポイント
- 未経験から転職するなら、まずはプログラマーに転職してスキル・経験を得る
- 必要なスキルは4つ
(プログラミング、ITインフラ、システム運用、プロジェクトマネジメント) - 求人探しは転職エージェントに相談すると効率が良い
フルスタックエンジニアとは、「システム開発すべてを、一人で手掛けられるエンジニア」です。
別名「マルチエンジニア」とも呼ばれます。
フルスタックエンジニアは2013年頃に出てきた用語であり、厳密には特定の職種をいうものではありません。
しかし、システム開発に関わる全てを行える万能エンジニアとして、近年需要が高まっています。
この記事ではフルスタックエンジニアに転職するためにはどうすればいいか、必要なスキルから具体的な行動まで解説します。
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- (引用元
- レバテックキャリア)
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フルスタックエンジニアとは?
まずはフルスタックエンジニアの仕事内容、どれくらい稼げるか、将来性の3つを解説します。
フルスタックエンジニアとは
フルスタックエンジニアの仕事内容
フルスタックエンジニアの仕事は開発業務全般ですが、仕事内容は多岐にわたります。
Web系開発を例にあげますと、以下のような業務が主な仕事内容となります。
フルスタックエンジニアの仕事内容
- フロントエンドの開発、Webデザイン
- バックエンド(サーバーサイド)の開発
- インフラ(サーバーやネットワーク、データベース)の設計・構築
- システム全体の運用・保守
これらの業務について、より詳しく見ていきます。
フロントエンドの開発、Webデザイン
Web系システムの中で、ユーザーが触れる画面の部分をフロントエンドといいます。
フロントエンド開発とは、Web画面の入力フォームやボタン、見た目などを開発していく作業です。
場合によっては、画面構成を考えるWebデザインから行っていく場合もあります。
フロントエンドの開発を専門的に行うエンジニアがフロントエンドエンジニアです。
フロントエンドの開発を行うには、HTML/CSS、JavaScriptといったプログラミングのスキルが必要です。
バックエンド(サーバー・サイド)の開発
Web系システムの中で、ユーザーからは見えない部分の処理のことをバックエンドといいます。
バックエンド開発とは、ユーザーが入力した情報を処理する部分を開発していく作業です。
例えば、ECサイトであれば「購入ボタン」を画面に表示するのがフロントエンド。
「購入ボタン」を押したときにカートに商品の情報を登録する処理を行うのがバックエンドです。
バックエンドの開発を行うには、PHPやRubyといったバックエンドの処理を行うプログラミング言語のほか、データベースに情報を登録するためにSQLなどの言語スキルも必要です。
インフラ(サーバーやネットワーク、データベース)の設計・構築
Web系システムを開発するには、多数のインフラが必要です。
例えば、Webサイトを公開するためのWebサーバー、データを登録するためのデータベースサーバー、サーバー同士を通信するネットワークです。
インフラの設計・構築を行う専門の職種としてインフラエンジニアがありますが、フルスタックエンジニアもインフラエンジニアの役割を担うこともあります。
この作業を行うには、サーバーOSやアプリケーションサーバー、データベースなどのミドルウェアを扱えるスキルが必要です。
システム全体の運用・保守
Webシステムがリリースされた後も、正常に稼働しているかどうかを監視するための監視システムや、障害が発生した場合の対応が必要です。
フロントエンド、バックエンドのプログラムで不具合が発生した場合はもちろん、サーバーやネットワークなどで障害が発生した場合も対応しなければなりません。
例えばサーバーの負荷があがり応答が返せなくなった場合、サーバー側に問題があるのか、フロントエンドまたはバックエンドのプログラムに問題があるのかを切り分け、解決するのも重要な仕事です。
平均年収は700万円前後
indeedに掲載されている求人の場合、年収別の求人数は以下の通りです。
dodaによると、ITエンジニアの平均年収は442万円。
フルスタックエンジニアは500万円以上稼げる求人が多いため、年収は高めと言えるでしょう。
年収 | 求人数 |
---|---|
300万円 | 16,965 |
500万円 | 13,742 |
600万円 | 10,629 |
700万円 | 6,486 |
900万円 | 3,082 |
仕事内容によって年収には差があるため、高収入を得るためには高い技術力を持つことが重要です。
要件定義や設計、プロジェクトマネジメントなどのスキルをもつと、高収入が期待できます。
このあと「Q3.フルスタックエンジニアになるのに役立つ資格は?」で紹介している資格を取得するのも就航です。
フルスタックエンジニアの将来性
フルスタックエンジニアは将来性が高い職種です。
将来性が高い理由としては、以下の点があげられます。
フルスタックエンジニアが将来性が高い理由
- IT人材が不足しているため、なんでもこなせるフルスタックエンジニアは需要が高い
- アジャイル開発との親和性が高く、スピーディーな開発が可能
- さまざまな業務がこなせるため、人件費削減につながる
このような理由により、少数精鋭で業務を行うことが多い企業、特にスタートアップ企業・ベンチャー企業でフルスタックエンジニアが募集されることが多いです。
そのため、フルスタックエンジニアは今後も需要が増えると考えられます。
器用貧乏なフルスタックエンジニアはいらない?
「器用貧乏なフルスタックエンジニアはいらない」という意見もありますが、適切なトレーニングや実践経験を積むことで、様々な技術領域の深い理解を持つことは可能です。
例えば単一プロジェクトで技術領域に焦点を当てることができれば、それが必要なスキルセットであれば、器用貧乏になることはありません。
フルスタックエンジニアが器用貧乏になるかどうかは、個人のスキルや経験によって異なり、適切なトレーニングや実践経験を積むことで、それを回避できる可能性があります。
フルスタックエンジニアに求められる4つのスキル
フルスタックエンジニアに必要なスキルは、多岐にわたります。
ここでは、主なスキルを4つご紹介いたします。
フルスタックエンジニアに求められる4つのスキル
スキル1.ITインフラのスキル
ITインフラとは、「サーバ」「データベース」といったシステム全体の土台を指します。
ITインフラを構築するためには、以下のスキルが必要です。
ITインフラ構築に必要なスキル
- サーバ(OS・ミドルウェア)
- データベース(Oracle Database/Microsoft SQL Server/MySQLなど)
- ネットワーク(ルータ、スイッチ、LANなどの知識)
- セキュリティ
最近では、クラウドサービスを活用してITインフラを構築し、Webサービスを提供する企業も増えています。
そのため、クラウド技術のスキルも持っておくと転職に有利です。
スキル2.プログラミングスキル
システムを開発していくためには、プログラミングスキルが必須です。
特にフルスタックエンジニアはWebアプリケーション開発の求人が多いため、フロントエンドおよびバックエンド両方の言語が扱える必要があります。
フロントエンドとバックエンドでは、以下のように扱う言語が異なります。
- フロントエンド
HTML、CSS、JavaScriptなど - バックエンド
Ruby、Python、PHP、Java、Goなど
それぞれの言語を扱えるだけでなく、効率よく開発するために使用されるライブラリやフレームワークの使い方も知っておくとよいでしょう。
フルスタックエンジニアは一人で開発作業全般を担うため、作業量が多いです。
そのため、ライブラリやフレームワークを扱うことで開発生産性を高めるための技術を身につけておくと、楽に作業が進められます。
スキル3.システム運用のスキル
フルスタックエンジニアは、運用の仕事も担当します。
システム開発は「システムをつくれば終わり」ではありません。
構築したシステムを安定運用させ、障害発生時に復旧作業をおこなうのも重要な仕事です。
正常にシステム運用していくために、以下のような運用スキルが必要です。
運用に必要なスキル
- 運用設計・監視設計
- バッチ処理(定期実行される処理)の設定
- データのバックアップ、リカバリ
- 障害時の復旧
これらのスキルを活かしてシステム運用を行っていくことで、日々安全にサービスを提供していくことができます。
スキル4.プロジェクトマネジメントスキル
フルスタックエンジニアは、技術スキルだけでなく、マネジメントスキルも必要です。
特に人数が少ない中で仕事をする場合、担当タスクは自分で管理できなければなりません。
そして、開発規模が大きくなると、管理対象はチーム全体、プロジェクト全体を意識する必要があります。
そのため、マネジメントスキルが必要なのです。
リーダー経験やプロジェクトマネジメント経験があると、転職時に優遇されます。
フルスタックエンジニアになるには
フルスタックエンジニアになるには、ITエンジニアとして広範囲で活躍できるためのスキルが必要です。
普通にITエンジニアとして年数を重ねるだけでは厳しく、システム開発全般において経験を積む必要があります。
ここでは、フルスタックエンジニアになるための方法について解説します。
フルスタックエンジニアになるには
未経験ならまずプログラマーを目指す
IT未経験の場合は、まずプログラマーを目指しましょう。
プログラマーとして活躍できるための必要なスキル、具体的にはプログラミングスキルを身につけることが大事です。
プログラミングスキルは、プログラムを開発する以外にも、作業の自動化・効率化の面でも求められます。
そのため、プログラマーとして十分なスキルを身につければ、アプリケーションやシステムを開発できるだけでなく、一人で効率よく業務をこなすことが可能になります。
ITエンジニアとして活躍するためには、どの分野であってもプログラミングスキルが欠かせません。
そのため、IT未経験の方はまずプログラマーを目指し、プログラミングスキルを身につけることから始めましょう。
なお、未経験からプログラマーへ転職方法は、以下の記事をご覧ください。
技術スキルを身につける
プログラミングスキルとともに必要なスキルは、技術スキル、特にインフラスキルを身につけましょう。
例えば、サーバーやネットワーク、データベースなどがあげられます。
アプリケーションやシステムを開発するには、それを動かすためのインフラ、つまりサーバーやネットワーク、データベースといった、ITインフラが必要です。
特に、昨今急速に普及しているクラウドサービスを扱うスキルを身につけておくと、重宝されます。
技術スキルを身につけるには、以下のような方法があります。
技術スキルの身につけ方
- 書籍やプログラミングサイトを利用する
- 資格取得を目指して体系的な知識を身につける
- プログラミングスクールを利用する
技術を身につけるには、実際に使ってみるのが一番です。
例えば、プログラミングをやってみる、サーバーやデータベースを構築する、などです。
そのため、まずは書籍やプログラミングサイトを参考に知識を得てから、実践しましょう。
慣れてきたら、体系的な知識を身につけるため資格取得を目指すのも有効です。
「独学だとうまく続かない…」という方はプログラミングスクールの利用を検討してみるとよいでしょう。
マネジメントスキルを身につける
ITスキルを身につけたら、今度はマネジメントスキルを身につけましょう。
システム開発は要件定義から設計、構築、運用とスケジュールに沿って進められます。
自分で担当する業務の進捗管理、課題管理をきちんとこなせなければいけません。
マネジメントスキルを身につけるには、以下の方法があります。
マネジメントスキルの身につけ方
- コミュニケーション能力を伸ばす
- 問題解決能力を伸ばす
- プロジェクトマネジメントを学習する
フルスタックエンジニアは多くの業務をこなしますが、すべて一人で行うのではなく、開発メンバーと協力して行います。
その際にコミュニケーション能力が求められます。
次に、発生した問題を自己解決するために問題解決能力も伸ばしていきます。
プロジェクトを進めていくためにはコミュニケーションや問題解決以外にも多くのことが必要とされるため、ひとつひとつ能力が伸ばしていけるようになれば、最後に包括的にスキルを伸ばしていきます。
プロジェクトマネジメントに関連する書籍を読んだり、資格取得を目指したりして、マネジメントの知識を深めていきましょう。
プロジェクトマネジメントの学習におすすめの書籍
フルスタックエンジニアは、自分の持つ技術を活かしつつ、きちんとタスクをこなすことが大切です。
業務を確実にこなすためにマネジメントスキルがあると、大いに役立ちます。
転職エージェントを利用する
フルスタックエンジニアは開発作業全般に関わるため、仕事で求められるものが求人によって変わってきます。
そのため、対応できる仕事内容であるか、求人情報をしっかり見極める必要があります。
とはいえ、自力で求人情報を見極めるのは難しいです。
また、働きながら転職活動を行う方だと、じっくり求人を確認する時間がとれないと思います。
そこで利用したいのが、転職エージェントです。
転職エージェントを利用すれば、求人情報を分析して、あなたの希望にあった転職先を紹介してくれます。
また、書類の添削、面接対策、条件交渉の代行などもサポートも受けられます。
転職エージェントは、人材を募集している企業から報酬を受け取るため、求職者は無料で利用可能です。
まだ転職を決めていない人でも利用可能ですし、気に入らなければすぐに退会できるので、気軽に登録してみてください。
次の章では、フルスタックエンジニアの転職におすすめの3社を紹介します。
フルスタックエンジニアの求人を探すなら転職エージェントに相談しよう
効率よくスキルを身につけてフルスタックエンジニアになりたいという方は、ベンチャー企業へ転職という方法もあります。
IT系の転職に強い転職エージェントを利用することで、「ベンチャー企業への転職は初めてで不安」という方でも、安心して転職活動を進めることが可能です。
ここでは、数ある転職エージェントの中でも、ITエンジニアの転職に強いおすすめの3社を紹介します。
レバテックキャリア |
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ワークポート |
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マイナビIT AGENT |
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レバテックキャリア|専門性の高いアドバイザーに相談できる
- (引用元
- レバテックキャリア)
レバテックキャリアは、エンジニア経験者の求人に特化した転職エージェントです。
おすすめする1番の理由は、担当アドバイザーの業界知識の深さ。
年間3,000回以上も各企業に対してヒアリングを行なっており、現場感を把握しています。
企業対策や面接対策時に準備する細かい対策を相談できるのは大きなメリットになるでしょう。
経験者向けの求人が多いですが、以下のようなフルスタックエンジニアを目指せる求人も扱っています。
- (引用元
- レバテックキャリア|2023年3月時点)
これからフルスタックエンジニアを目指すという方も、まずは相談してみましょう。
レバテックキャリア|基本情報
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公開求人数 | 約40,300件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
ワークポート|未経験者へのサポートが充実
- (引用元
- ワークポート)
ワークポートは、数少ない未経験者へのサポートが充実している転職エージェントの一つです。
未経験や第二新卒向けの求人が4,000件以上もあり、幅広い選択肢から選ぶことができます。(2023年3月時点)
また、ワークポートは創業以来、IT・ゲーム業界への転職支援に注力しているため業界とのつながりも強く、他社にはない独自の求人案件も多く保有しています。
それぞれの業界ごとに精通したキャリアアドバイザーが担当者になるので、未経験からIT業界を目指すならワークポートから利用してみると良いでしょう。
ワークポート|基本情報
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約111,500件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
スタートアップ企業への転職なら「マイナビIT AGENT」
- (引用元
- マイナビIT AGENT)
「マイナビIT AGENT」は、人材紹介大手の株式会社マイナビが運営しているIT専門の転職エージェントです。
ITやWebエンジニアの転職に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しており、あなたの経験やスキルに合った最適な求人を紹介してくれます。
マイナビIT AGENTでしか扱っていない非公開求人を紹介してもらえる可能性もあるため、他とは違った求人を探したい方にもおすすめです。
マイナビIT AGENT|基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
フルスタックエンジニアに関するQ&A
最後にフルスタックエンジニアに関する疑問にお答えします。
フルスタックエンジニアに関する疑問
Q1.フルスタックエンジニアは未経験でもなれる?
回答
未経験では厳しいですが、「経験不問」の求人は存在します。
例えば、IT業界未経験の方を「フルスタックエンジニアに育てていく」制度が整っていれば、未経験からでも転職することは可能です。
ただし、未経験でフルスタックエンジニアの仕事をするのは難しいでしょう。
必要なスキルや担当範囲の幅が非常に広いこともあり、覚えることが多いからです。
ある程度開発系エンジニア、またはインフラエンジニアで経験を積み、必要なスキルを習得しておくことをおすすめします。
Q2.フルスタックエンジニアはフリーランスでも食べていける?
回答
フリーランスでも十分食べていけます
フルスタックエンジニアはあらゆる分野のスキルを身につけている万能エンジニアであるため、システム開発においてあらゆるタスクをこなすことができます。
フリーランスでも、仕事に困ることはないといえるでしょう。
もしフリーランスに転向したいという方は、フリーランス専門のエージェント「レバテックフリーランス」の利用をおすすめします。
- (引用元
- レバテックフリーランス)
レバテックフリーランスは、前述のおすすめの転職エージェントの中で紹介した、レバテックがフリーランスに特化した求人を扱っているサービスです。
「フリーランスになるのはどうなのか?」などの悩み相談にも対応してくれるので、不安があればぜひ相談してみてください。
レバテックフリーランス|基本情報
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公開求人数 | 約93,200件 |
非公開求人数 | 非公開 |
中間マージン | 非公開 |
支払サイト | 月末締め翌月15日払い |
福利厚生(例) | レバテックケア (税務関連・ヘルスケア・スキルアップ・生活支援など) |
対応地域 | 九州+近畿+関東+東海(※) ※愛知県のみ |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
Q3.フルスタックエンジニアになるのに役立つ資格は?
回答
「上流工程や、クラウド技術のスキルを証明する資格」があると転職に有利です。
フルスタックエンジニアは開発、構築だけでなく設計やマネジメントのスキルももっていると、大変価値が高まります。
以下では、フルスタックエンジニアの転職に特に役立つ3つの資格を紹介します。
資格1.システムアーキテクト
「システムアーキテクト」は、経済産業省が2009年に認定開始した情報処理の国家資格です。
システムアーキテクトはITコンサルタントからの提案を受けて、システム全体の設計を行うためのスキルを評価するエンジニアです。
フルスタックエンジニアはシステム全体の設計・構築も行う場合もあるため、この資格取得のために得られる知識・スキルは役立ちます。
「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」の上位試験にあたり、情報処理国家資格の資格の中でも難関とされています。
午後Ⅱは論文試験となりますので、過去の経験から問われている内容を正しく回答できるよう、勉強しておきましょう。
勉強時間は、約150時間が目安です。
試験日 | 毎年秋(10月第3日曜日)に実施 |
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試験内容 | 午前Ⅰ・午前Ⅱは多岐選択式、午後Ⅰ・午後Ⅱは記述式 |
受験料 | 7,500円(税込) |
合格率 | 15%(2022年) |
資格2.プロジェクトマネージャ
「プロジェクトマネージャ」は、経済産業省が2009年に認定開始した情報処理の国家資格です。
プロジェクトマネージャはIT技術というより、プロジェクト全体の管理スキルを評価する資格です。
フルスタックエンジニアは常にIT技術だけでなく、管理スキルも身につけておく必要があります。
その管理スキルをアピールするうえで、この資格は大変有効です。
午後Ⅱは論文試験対策として、過去の経験をもとにプロジェクトマネージャーとしてどう行動したかを正しく回答することが大切です。
勉強時間は、50時間~100時間が目安です。
「システムアーキテクト試験」と同様、情報処理国家資格の資格の中でも難関と認知されています。
試験日 | 毎年春(4月第3日曜日)に実施 |
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試験内容 | 午前Ⅰ・午前Ⅱは多岐選択式、午後Ⅰ・午後Ⅱは記述式 |
受講料 | 7,500円(税込) |
合格率 | 14.4%(2022年) |
資格3.AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」は、Amazon社が提供するAWS(Amazon Web Service)の認定資格です。
現在クラウドサービスは普及が急速に広まっており、数あるクラウドサービスの中でもAWSは最も高いシェアを誇っています。
特にスタートアップ企業・ベンチャー企業では、安価にインフラ環境を得るためにクラウドサービスを利用するケースが増えています。
フルスタックエンジニアの場合、プログラミングだけでなくITインフラ構築、監視などの運用なども行うため、この資格でAWSサービスの仕組みを理解すると業務に役立ちます。
また、クラウドスキルの証明となる資格をもっていることは、転職に大変有利です。
AWS認定資格はグレードとして以下の3種類があり、「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」は、アソシエイトに分類されます。
- 基礎コース
- アソシエイト
- プロフェッショナル
受験料は150USDで、有効期間は3年間となっています。
書籍だけでなく、学習するための豊富な資料がAWS公式から提供されているので、独学でも取得が可能です。
試験日 | 随時 |
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試験内容 | 多岐選択式 |
受講料 | 150USD |
合格率 | 非公表 |
まとめ
フルスタックエンジニアはあらゆる分野の仕事ができるエンジニアです。
フルスタックエンジニアに転職するためのポイントは、以下の通りです。
フルスタックエンジニアに転職するには
- 未経験から転職するなら、まずはプログラマーに転職してスキル・経験を得る
- 必要なスキルは4つ
(プログラミング、ITインフラ、システム運用、プロジェクトマネジメント) - 求人探しは転職エージェントに相談すると効率が良い
未経験からいきなりフルスタックエンジニアになるのは大変厳しいです。
そのため、ある程度スキル・経験を積んでから、転職を目指すことをおすすめします。
もし転職の相談をしたいなら、無料で利用できる以下の転職エージェントがおすすめです。
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