薬剤師が未経験転職できる職場とは?成功を掴む求人の探し方を解説

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2022-04-28

薬剤師として働く中で、「キャリアチェンジしたい」「未経験の職場に転職したい」と思うのはよくあることです。

資格の効力が大きい薬剤師は「未経験でも転職しやすい」というイメージが強いですが、転職難易度は職場によって大きく異なります。

そこで本記事では、未経験転職しやすい職場や注意点・転職を成功させるポイントについて詳しく解説します。

目次

薬剤師は未経験転職しやすい職業

まず最初に知っておいていただきたいのが、「薬剤師は比較的未経験でも転職しやすい職業である」ということです。

薬剤師には調剤という独占業務があるため、資格の効力が大きく、他の職業と比較して未経験転職しやすいと言えます。

実際に、当サイトが実施した「薬剤師の転職先」に関するアンケートでは、約40%の方が「現職とは異なる業種に転職した」と回答しています。

薬剤師の転職先

※アンケートの調査概要は記事末に記載

なお、具体的な転職例としては、「製薬会社からドラッグストア」「病院から調剤薬局」などが挙がっていました。

ただし難易度は職場によって異なる

薬剤師は未経験転職が可能であることをお伝えしましたが、転職の難易度は職場によって異なります。

薬剤師の職場としては「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」「企業」などが挙げられますが、未経験転職のしやすさには大きな差があります

以下に、業種別の転職難易度をまとめたので、参考にしてください。

【薬剤師|業種別転職難易度】

業種難易度説明
調剤薬局★★☆☆☆研修制度が整っている調剤薬局も多く、未経験であっても転職可能
ドラッグストア★☆☆☆☆OTC専門の店舗であれば、調剤未経験でも転職しやすい
急性期病院★★★★☆忙しい現場が多いので、教育体制が整っていないと転職しにくい
慢性期病院 ★★★☆☆比較的落ち着いている現場が多く、未経験であっても転職しやすい
SMO
(CRC)
★★★☆☆未経験可の求人も多く、薬学の知識を活かして転職しやすいが、全体的な案件数は少なめ
製薬会社
(研究職)
★★★★★薬学に関する高い専門知識が求められる。転職難易度はかなり高め
製薬会社
MR
★★★★☆薬学に関する専門知識や高いプレゼンテーション能力が求められる。転職難易度は高め

※難易度についてはあくまで参考としてご確認ください。

未経験転職を成功させるためには、職場別の難易度を知り、適切な対策を講じることが大切です。

ミスマッチな職場を選んでしまったり、難易度が高い業種を選ぶと、なかなか内定を得られないことも多いため注意が必要です。

次章では、未経験転職しやすい薬剤師の職場についてさらに詳しく解説します。

未経験転職しやすい薬剤師の職場

未経験転職しやすい薬剤師の職場

未経験転職をスムーズに進めるためには、比較的転職難易度の低い職場を選ぶことおすすめします。

難易度が低く、未経験でも転職しやすい職場であれば、入職後も無理なく業務に順応しやすいでしょう。

ここでは、未経験転職しやすい薬剤師の職場と、その特徴を解説していきます。

未経験転職しやすい薬剤師の職場

研修制度が整っている「大手調剤薬局」

調剤薬局は研修制度が整っている職場が多く、未経験者でも比較的転職しやすい傾向にあります。

特に全国チェーン店である大手の調剤薬局は、大手ならではのノウハウを活かして、手厚い研修制度を設けていることが多いです。

研修制度が整っている職場であれば、スムーズに知識やスキルを身につけられるので、比較的早く業務に順応できるでしょう。

たとえば、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下の求人は、『未経験OK』と記載されており、未経験でも比較的内定を得やすいと考えられます。

転職の際は、上記のように「研修制度」や「教育制度」について記載のある求人に注目することをおすすめします。

研修制度が充実している大手調剤薬局

以下に、研修制度が充実している大手調剤薬局とおもな研修内容をまとめたので、参考にしてください。

日本調剤
  • 日常業務全般を学ぶ中途入社者集合研修
  • 必要な知識を学ぶe-Learning研修
  • 調剤未経験者向け研修…など
(参考:日本調剤の教育の全体像|日本調剤
総合メディカル
  • eラーニングによる自己学習
  • 医療知識研修
  • 基礎・臨床融合薬学教育フォーラム…など
(参考:人材の育成|総合メディカル
アイングループ
  • 薬識・病態理解のためのワークブック
  • 段階的な成長を促すフォローアップ研修
  • かかりつけ薬剤師育成研修…など
(参考:人材育成|アイングループ

調剤経験がなくても転職しやすい「ドラッグストア」

調剤業務に自信がない方には、ドラッグストアをおすすめします。

OTC専門のドラッグストアであれば、調剤業務が発生しないため、調剤未経験の方でも十分に転職できる可能性が高いです。

たとえば、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下の求人は『OTC薬販売に注力できる環境』と記載されており、調剤未経験でもスムーズに業務を習得できると考えられます。

また、調剤薬局から調剤併設ドラッグストアへの転職であれば、調剤や監査、服薬指導など重複している業務が多く、未経験であっても負担になりにくいでしょう。

調剤に自信がない方は「OTC専門ドラッグストア」、調剤経験を活かしたい方は「調剤併設ドラッグストア」への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

ドラッグストアは年収が高め!

転職サイト「マイナビ薬剤師」の調査によれば、ドラッグストアは「調剤薬局」「病院」と比較して平均年収が高めと言えます。

【薬剤師|業種別平均年収】

製薬会社543.2万円
ドラッグストア512.5万円
調剤薬局488.3万円
病院薬剤師434.6万円
(出典
薬剤師の平均年収(給料)はいくらぐらいですか?|マイナビ薬剤師

ドラッグストアには、第一類医薬品を販売するために必要な薬剤師が不足している店舗も多いことから、薬剤師の需要が高く、高給与である傾向が強いです。

そのため、「病院からドラッグストア」など、平均年収の低い業種からドラッグストアへの転職であれば、未経験であっても年収を高められる可能性があります。

比較的業務の量が安定している「慢性期病院」

一般的に病院は転職難易度が高めですが、比較的業務の量が安定している慢性期病院は、未経験者でも無理なく順応できるケースが多いです。

慢性期病院は、症状が落ち着いた患者をケアする病院であるため、急性期病院よりも業務に余裕がある職場も少なくありません。

薬の変更が頻繁に生じることも少なく、緊急性のある薬の使用頻度も低いので、未経験からでも無理なく業務を習得できるでしょう。

たとえば、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下の求人は、『未経験の方も歓迎』と記載されており、未経験でも内定獲得できる可能性があります。

ただし、病院は比較的平均年収が低い業種であるため、調剤薬局やドラッグストアから転職する場合は、年収が下がることも覚悟する必要があります。

「年収が下がってもいいから病院へ転職したい」「より患者様の近くで働きたい」という方は、慢性期病院への転職を目指してみてはいかがでしょうか。

薬学の知識を活かせる「SMO」

薬剤師の未経験転職というと「調剤薬局」「病院」「調剤薬局」をイメージする方が多いと思いますが、SMO(治験施設支援機関)のCRCも比較的転職しやすい傾向にあります。

CRCになるのには特別な資格は不要ですが、薬剤師は医療スタッフとの連携や医薬品の管理、服薬指導にも慣れており、薬学の知識を活かせることから、未経験であっても内定を獲得できる可能性が高いと言えます。

たとえば、「マイナビ薬剤師」に掲載されている以下の求人は、『未経験可能』と記載されており、未経験でも内定獲得しやすいと考えられるでしょう。

ただし、SMOは調剤薬局・ドラッグストア・病院と比較し、求人数が少なく、競争率が高い点には注意が必要です。

求人探しがスムーズに進まない場合は、求人数の豊富な転職サイトに相談してみると良いでしょう。

その他の未経験転職しやすい仕事

その他の未経験転職しやすい仕事としては、以下が挙げられます。

【未経験から転職しやすい仕事】

医薬品卸
  • 医薬品卸企業における医薬品の品質管理
  • 医薬品保管場所の温度・湿度管理
  • 医薬品の在庫チェック
  • 医薬品に関する質問対応
  • 新薬に関する情報提供…など
メディカルライター
  • 医療系のニュースを記事にする
  • 薬学的な知識を一般の人に伝える記事
  • 調剤薬局・病院・転職など薬剤師の体験談に関する記事…など
問い合わせ対応業務
  • 薬の副作用・有害事象について
  • 薬の用法、用量について
  • 薬の効果発現についての問い合わせ対応…など
予備校講師
  • 薬剤師国家試験対策の講義
  • 薬剤師国家試験に関する質問対応
  • 薬剤師国家試験対策の資料作成
  • 模擬試験の採点
  • 薬剤師国家試験の分析…など

ただし、これらの職業の中には、そもそも求人が少なく転職するのが難しい仕事もあります

特に、「医薬品卸」など倍率が高い職業への転職を考えている場合は、なるべく小まめに求人をチェックすると良いでしょう。

【注意】急性期病院と製薬会社は難易度が高め

急性期病院と製薬会社は、競争率が高く即戦力が求められるため、転職難易度が高い傾向にあります。

急性期病院は新卒の入社希望者や経験者の入社希望がとても多いですし、即戦力を求めている病院では、未経験薬剤師の採用を積極的に行っていないケースも少なくありません。

また、薬剤師が活躍する製薬会社の仕事としては研究職・MRなどがありますが、即戦力や実績を求められることが多いです。

難易度が高い業種を目指す場合は、なかなか内定を得られない可能性があることを知っておきましょう。

入職後に覚えることも多岐に渡るため、軽い気持ちでの転職はおすすめできません。

【必見】未経験転職に適した求人を効率的に見つける方法

【必見】未経験転職に適した求人を効率的に見つける方法

「未経験業種へ転職したいけど、求人の探し方が分からない」という方もいらっしゃると思います。

未経験でも内定を獲得でき、業務を習得しやすい求人を見極めるには、「求人の条件や転職先の状況」に着目することが大切です。

ここでは、未経験転職に適した求人を効率的に見つける方法をご紹介します。

未経験転職に適した求人を効率的に見つける方法

方法1.「未経験可」の条件で求人を検索する

未経験業種へ転職する場合は、「未経験可」の条件で求人を検索することをおすすめします。

なぜなら、未経験可の求人は、企業が「ポテンシャルのある人材を採用したい」「他社に染まっていない人材を採用したい」と考えていることも多く、未経験であっても内定を獲得しやすいからです。

たとえば、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下のような求人であれば、未経験でも十分採用される可能性があります。

未経験業種への転職の際は、「未経験可」の求人に絞って求人探しをすることで、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

未経験可の求人の探し方

ファルマスタッフ」など、多くの転職サイトでは、希望条件を設定するだけで「未経験可」の条件で求人を検索できます。

求人検索画面から、チェックを入れるだけで簡単に「未経験可」の求人を絞り込めるので、ぜひ活用してみてください。

方法2.教育体制に着目する

未経験で転職する場合、教育体制が整っている職場を選ぶことが大切です。

未経験の業務では様々なことを学ぶ必要がありますが、独学ですべてを習得するのは困難と言えます。

もしも教育制度が整っていない職場に転職した場合、放置されてしまい、なかなか仕事を習得できない可能性もあります。

対して、「階層別の研修がある」「新人向けの教育マニュアルがある」など、教育制度が整っている職場であればスムーズにスキルを習得できるので、比較的早く仕事に順応できるはずです。

求人探しの際は、「ファルマスタッフ」に掲載されている以下の求人のように、教育体制について記載がある案件をチェックしてみてください。

なお、教育制度の具体的な内容は職場によって異なります。

大手であれば、企業の公式サイトに教育体制が記載されていることが多いため、チェックしてみましょう。

中小企業の場合は情報が公開されていないこともあるので、転職サイトに情報を教えてもらうことをおすすめします。

求人探しのポイント

ファルマスタッフ」など多くの転職サイトでは、求人検索の際に「教育制度あり」といった条件を設定できます。

教育体制が整っている求人を効率良く探せるので、ぜひ試してみてください。

方法3.忙しすぎない職場を探す

未経験で転職する場合は、忙しすぎない職場を探しましょう。

人手不足で忙しく即戦力を求めている職場を選んだ場合、未経験では内定を獲得できない可能性が高いです。

また、仮に内定を獲得できたとしても、転職後に業務についていくことが難しいと考えられます。

特に、以下のような職場は忙しい可能性が高いので、避けた方が無難と言えるでしょう。

忙しい可能性が高い職場

  • 「急募」などの記載があり人手不足と思われる職場
  • 派遣薬剤師を募集している職場
  • 数人の薬剤師でまわしている職場…など

未経験であっても内定を獲得し、転職先の業務をスムーズに習得するために、忙しすぎない職場を探すようにしてください。

忙しさは求人票から分からないことも多いので、転職サイトの担当者に教えてもらったり、施設の見学をさせていただくことをおすすめします。

処方箋枚数をチェック!

職場の忙しさを見極める際には、処方箋枚数も参考になります。

当サイトが行ったアンケートでは、1日の処方箋枚数が1人当たり30枚以上になると「忙しい」と感じる方が多いようでした。

忙しいと感じる処方箋枚数(1日・1人あたり)

※アンケートの調査概要は記事末に記載

もちろん、感じ方には個人差がありますが「1人あたり30枚以上」を、忙しさに関するひとつの目安と考えると良いでしょう。

処方箋枚数や所属している薬剤師の人数については、求人票に掲載されていることも多いので、ぜひ確認してみてください。

方法4.薬剤師専門の転職サイトを利用する

未経験転職に適した求人を効率的に見つけるためには、「薬剤師転職サイト」を利用することをおすすめします。

転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのことです。

薬剤師転職サイトの仕組み

薬剤師転職サイトであれば、薬剤師免許を活かせる求人を多く保有していますし、アドバイザーが薬剤師の情報に精通しているので希望に合う求人を紹介してもらえる可能性が高いです。

たとえば、「教育体制の整った職場を紹介してほしい」「未経験でも年収が下がらない職場に転職したい」などの希望にも対応してもらえます。

また、転職サイトは企業を直接訪問するなどして、求人票には記載されていない内部事情も把握しているので、自力では把握しきれない情報を得られます。

転職サイトから得られる情報

  • 有給休暇の取得状況
  • 残業の有無
  • 職場の雰囲気
  • 教育体制…など

あらかじめ細かい情報を知っておくことで、転職先とのミスマッチを防げるでしょう。

転職サイトを利用すれば、希望条件に合った求人探しをサポートしてもらえるので、ぜひ利用を検討してみてください。

記事後半の「6.未経験業種へ転職したい薬剤師におすすめの転職サイト」では、おすすめの転職サイトを紹介しています。

薬剤師が未経験転職する際の注意点

薬剤師が未経験転職する際の注意点3つ

薬剤師は未経験転職のしやすい職業ですが、転職後に「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性もあります。

後悔のない転職を実現するためには、あらかじめ未経験転職の注意点を把握しておくことが大切です。

そこでここでは、「薬剤師が未経験転職する際の注意点」についてご紹介します。

薬剤師が未経験転職する際の注意点

注意点1.年収が下がる可能性がある

薬剤師が未経験の職場へ転職した場合、年収が下がる可能性があります。

未経験の転職は、前職の経験が加味されず経験が給与に反映されないため、どうしても年収が低くなりやすいです。

当サイトが行った転職後の年収に関するアンケートでは、未経験転職者の半数以上が「年収が下がった」と回答しています。

異業種転職後の年収

※アンケートの調査概要は記事末に記載

特に30代以上の薬剤師は、ある程度キャリアを積んで昇給しているケースが多いため、未経験転職によって大幅に年収が下がることも少なくありません。

未経験の業種で働きたい場合は、収入が下がることを覚悟して転職する必要があるでしょう。

注意点2.年齢が上がると内定を獲得しにくい

未経験業種の場合、年齢が上がると内定を獲得しにくいので注意が必要です。

20代であれば、未経験で実績がなくても、将来的な伸び幅を期待して採用してもらえる可能性があります。

一方、30代後半以上になると「即戦力」が求められることも多いため、未経験での転職は難しくなります。

さらに年齢が上がり40代になると、1から教育しようと考える職場は少ないため、未経験の状態から内定を獲得するのは困難です。

未経験転職を考える際は年齢による影響も考慮し、場合によっては経験を活かせる職場への転職を検討すると良いでしょう。

注意点3.転職活動が長引く可能性もある

未経験転職では、転職活動が想像以上に長引く恐れがあります。

なぜならば、未経験転職は同業種・同職種への転職よりも難易度が高く、なかなか内定が決まらないことも多いためです。

難易度の高い職場へ転職する場合は、3ヶ月・6ヶ月の期間を要することも少なくありません。

そのため、長期戦となることを考慮し、余裕を持って転職活動を行うことが大切です。

以下に、転職活動の一般的な流れをまとめたので、参考にしてください。

転職活動の一般的な流れ

退職のタイミングに注意!

現職を辞めるのは、必ず内定をもらった後にしましょう。

退職後になかなか内定が決まらないと、金銭的な余裕がなくなってしまう可能性が高く、焦って転職先を決めてしまうという失敗につながるためです。

余裕を持って転職活動を行うためにも、内定が決まるまでは現職を辞めないようにしましょう。

薬剤師が未経験転職を成功させる4つのポイント

薬剤師が未経験転職を成功させる4つのポイント

未経験であっても転職は可能ですが、経験者と比べて不利になりやすいことは事実です。

転職を成功させるためには、ライバルに差をつけられるよう選考対策を十分行う必要があります。

そこでここでは、「薬剤師が未経験転職を成功させるポイント」をご紹介します。

薬剤師が未経験転職を成功させるポイント

ポイント1.調剤スキルを身につけてから転職する

目指している業種で調剤業務が発生しない場合も、調剤スキルを身につけてから転職することをおすすめします。

なぜなら、調剤業務を行わない業種であっても、調剤スキルがあると「薬剤師としての基礎・知識が身についている」と評価されやすいためです。

特にCRCなどは、以下の求人のように調剤経験があることで優遇される場合も多いです。

▼「ファルマスタッフ」の求人例

また、「一定の調剤業務を習得している」ということは、薬剤師としての自信にもつながります。

転職予定の未経験業種では調剤業務が発生しない場合であったとしても、まずは現職で基本の調剤スキルを習得することを優先しましょう。

ポイント2.転職する業種の情報収集を行う

未経験業種へ転職する場合、転職する業種の情報収集を入念に行うことが大切です。

未経験業種への転職では職場環境が大きく変わることが多いので、情報収集が不十分な状態で転職すると、「こんなはずではなかった…」というミスマッチにつながりやすいと言えます。

情報を集める際は、以下のような内容は必ず確認しておきましょう。

転職前に集めておくべき情報

  • 具体的な仕事内容
  • 1日の業務の流れ
  • 出張・転勤の有無
  • 残業・休日出勤
  • 有給休暇の取得状況
  • 福利厚生…など

特に、仕事内容が具体的にイメージできない未経験業種へ転職する際は、入念なリサーチが必要です。

ただ、これらの情報は募集要項のみでは把握しきれないので、転職サイトを利用して情報を教えてもらうことをおすすめします。

ポイント3.志望動機を明確にして入念な選考対策を行う

志望動機を明確にして入念な選考対策を行うことも、未経験転職を成功させる重要なポイントです。

採用側は「なぜ未経験業種に応募したのか」という志望動機を重視します。

志望動機は、採用企業にとって「本当に熱意があるのか」「長く働いてくれるか」を判断する大事な基準です。

未経験者の場合は、特に「なぜその業種を選んだのか」を明確に伝えることで、意欲や熱意をアピールできます。

志望動機を考える際のポイント

  • 前職で得た知識・経験を活かせる共通項を見つける
  • 応募先で前職の知識・経験を活かしたいという熱意をアピールする
  • 具体的なエピソードを添える

たとえば、以下のように前職での経験と応募先での業務との関連性、熱意が伝わると、採用の可能性も高まります。

私は病院薬剤師として5年間勤務し、入院患者の内服管理や服薬指導などに携わってきました。
しかし、退院した患者が自宅で内服管理できずに再入院するケースが多く、在宅医療に関わりたいという思いを強く持ちました。
病院薬剤師として培った専門知識、コミュニケーション能力を活かし、御社の在宅医療に関する業務に貢献したいと考えています。

ただし、競争率が激しい職場への転職の場合、未経験者よりも経験者が有利になります。

そのため、「未経験転職は不利」ということを意識して、面接対策をしっかり行うことが大切です。

薬剤師の面接対策については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

ポイント4.転職サイトにサポートしてもらう

転職を成功させるためには「薬剤師転職サイト」の利用がおすすめです。

薬剤師転職サイトを利用すると、以下のようなメリットを得られるため、万全の体制で転職活動を進められます

薬剤師転職サイトを利用するメリット

  • 求職者の希望・適性に合う求人を紹介してくれる
  • 応募書類の添削・面接対策を受けられる
  • 職場の内部情報を教えてくれる
  • 給与や待遇などの条件交渉を代行してくれる
  • 非公開求人をチェックできる

求人紹介・選考対策・入社のフォローなど、1から10までサポートしてくれるので、転職成功の可能性を高められるでしょう。

「未経験業種へスムーズに内定を獲得したい」「未経験でも年収を下げたくない」という方は、ぜひ転職サイトを利用してみてください。

未経験業種へ転職したい薬剤師におすすめの転職サイト

未経験業種へ転職したい薬剤師におすすめの転職サイト

未経験の薬剤師が転職を成功させるためには、未経験の可の求人が多く、サポートが手厚い転職サイトを利用することが大切です。

サポートが手厚いサイトは、選考対策などのサポート体制も整っているため、未経験転職の内定率を高められます。

ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

サイト名おすすめの人
ファルマスタッフ
  • 未経験業種への転職に不安がある人
  • 調剤薬局へ転職したい人
マイナビ薬剤師
  • 地方で転職を考えている人
  • ドラッグストアへ転職したい人
ファーマキャリア
  • オーダーメイド求人を紹介して欲しい人
  • 労働条件などに細かい要望がある人

調剤薬局に転職したいなら「ファルマスタッフ」

調剤薬局の求人を探したい場合は、「ファルマスタッフ」の利用がおすすめです。

ファルマスタッフは、大手「日本調剤」のグループ企業が運営しているサイトであり、約32,000件の調剤薬局の求人数を保有しています。(2022年4月時点)

「未経験可」の調剤薬局求人も約12,800件と充実しており、たくさんの求人を比較できるので、ぜひチェックしてみてください。(2022年4月時点)

また、ファルマスタッフでは、個別面談でじっくり相談に乗ってもらえるので、未経験転職に不安がある方でも安心して転職活動を進められます。

調剤薬局に転職したい方や、転職の不安を解消したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。

ファルマスタッフ|基本情報

運営会社株式会社メディカルリソース
公開求人数約60,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

ドラッグストアに転職したいなら「マイナビ薬剤師」

マイナビ薬剤師
(引用元
マイナビ薬剤師

ドラッグストアへの転職を考えているなら、「マイナビ薬剤師」がおすすめです。

マイナビ薬剤師は、調剤薬局以外の求人も充実しており、約14,900件ものドラッグストアの案件を保有しています。(2022年4月時点)

未経験可のドラッグストア求人も約9,900件と充実しているので、未経験であっても転職しやすい求人も見つけやすいでしょう。(2022年4月時点)

また、全国15カ所に拠点があるので、地方在住の方でも使いやすいという特徴があります。

ドラッグストアへの転職を希望する方や、地方での転職を考えている方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。

マイナビ薬剤師|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数約60,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

希望の求人が見つからずお困りなら「ファーマキャリア」

希望の求人がなかなか見つからない方には、「ファーマキャリア」の利用がおすすめです。

ファーマキャリアは、単に求人を紹介するだけでなく、企業側と条件交渉をすることで求職者の希望にマッチする求人を作り上げてくれます

そのため、労働条件や研修体制といった細かな要望にも、可能な限り対応してくれるでしょう。

また、ファーマキャリアでは、コンサルタントの教育を徹底しているため、ヒアリング力が高い傾向にあります。

他サイトで希望に合う求人を見つけられなかったり、こだわりの条件がある方は、気軽に相談してみることをおすすめします。

ファーマキャリア|基本情報

運営会社エニーキャリア株式会社
公開求人数約28,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

薬剤師の未経験転職体験談

薬剤師の未経験転職体験談

薬剤師の未経験転職には成功・失敗、さまざまなケースがありますが、体験談から転職成功のヒントを学べることも多いです。

そこでここでは、「未経験転職の成功談」をご紹介します。

未経験転職の成功談

自分に合う業種が見つかった

調剤薬局 ⇒ 研究職

結局研究職に入り、ラボで薬の研究をしていますが、接客業では無いので患者さんにいつまで待たせるんだと怒られることも無くのびのび働けています。

一般事務もいないので、まわりはみんな苦労を共にしてきた薬剤師しかいないというのも自分には合っていると思います。

(ナビナビ調査)

「自分に合う業務が見つけられた」という体験談です。

接客や服薬指導に不満を感じている場合は、患者様と直接関わらない業種をチェックすることも一つの方法と言えます。

現在の業務が合わないと感じている場合は、経歴にとらわれず、幅広い選択肢の中から転職先を選ぶことをおすすめします。

業種を変えて余裕ができた

調剤薬局 ⇒ 国家試験予備校講師

転職して良かったことは沢山あります。

時間に余裕が出るし、薬局などの小さい空間で働かなくてもよくなり、息苦しさがなくなりました。

転職して悪かったことは、正社員では無くなったので、ボーナスや厚生年金、社会保険などの税金関係の恩恵を受けることができなくなったことです。

フリーで働いているので、確定申告などの手間もあります。

(ナビナビ調査)

「業種を変えたことで余裕ができた」という体験談です。

薬剤師は狭い空間で仕事をすることが多く、ストレスに感じることも少なくありません。

上記の方の場合は、国家試験予備校講師という薬剤師業種とは環境の異なる職場を選んだことで、ストレスが軽減されたようです。

また、雇用形態を変えて時間に余裕が出たことも、満足につながっていると考えられます。

現在の業種の労働環境に不満を感じている場合は、環境を変えられる業種への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

成長につながる未経験転職ができた

薬剤師転職サイト「薬キャリ」の公式アカウントに上がっていた、40代女性の転職成功事例です。

上記の事例の方は、資格を取得したことを機に未経験転職をされたようです。

今の仕事でやりがいを感じられなかったり、新たな目標ができた場合は、未経験業種への転職にチャレンジするのもひとつの選択肢です。

なお、病院の転職は一般的に難易度が高いですが、転職サイトに相談することで「未経験でも採用の可能性がある職場」を紹介してもらえます。

倍率が高い職場を狙いたい場合は、ぜひ一度転職サイトに相談してみてください。

未経験業種への転職に関するQ&A

未経験業種への転職に関するQ&A

最後に、未経験業種への転職に関するQ&Aをまとめました。

未経験業種への転職に関するQ&A

Q1.未経験転職希望者に多い転職理由は?

当サイトが実施したアンケートでは、未経験への転職に多い転職理由として、以下のような回答が多くありました。

未経験への転職に多い転職理由

  • 新たな業種にチャレンジしたい
  • スキルアップしたい
  • 年収に不満がある
  • 労働環境に不満がある…など

※アンケートの調査概要は記事末に記載

転職理由には、現職への不満だけでなく、「別の業種にチャレンジしたい」「スキルアップしたい」という前向きなものも少なくありませんでした。

Q2.未経験で派遣として働くことは可能?

派遣は即戦力の活躍が求められるので、未経験での転職はおすすめしません。

派遣薬剤師の求人を出している職場は、深刻な人手不足となっているケースが多いです。

そのため、未経験の場合は内定を得にくく、仮に採用されたとしても業務についていけない可能性が高いでしょう。

未経験の場合は、忙しい派遣の求人は避けるのが無難です。

Q3.薬剤師の転職に年齢制限はある?

求人に年齢制限をかけることは、「公務員薬剤師の募集」などの特殊な場合を除いて禁止されています。

そのため、求人に明確な年齢制限が設けられていることは基本的にありません。(参考:募集・採用における年齢制限禁止について|厚生労働省

ただ、未経験転職の場合は、年齢が上がるとポテンシャルが評価されず難易度が高まるので、早めに転職するのがおすすめです。

できれば、20代や30代前半のうちに転職活動を始めると良いでしょう。

Q4.薬剤師と関連のない職業への転職は難しい?

薬剤師と関連のない職業への転職も可能ですが、「薬剤師免許を活かせる職場」への転職がおすすめです。

資格の効力を活かせない場合、「年収が下がる」「ライバルが多く内定を獲得できない」と悩む可能性があるためです。

未経験転職の場合は、薬剤師と関連のある職業を狙った方が転職活動を有利に進められるでしょう。

まとめ

薬剤師の未経験転職は、職場によって難易度が大きく異なります。

以下に、比較的未経験でも転職しやすい職場をまとめたので、参考にしてください。

業種特徴
調剤薬局 研修制度が整っている調剤薬局も多いので、未経験であっても転職可能
ドラッグストアOTC専門の店舗であれば、調剤未経験でも転職しやすい
慢性期病院比較的落ち着いている現場が多いので、未経験であっても転職しやすい
SMO(CRC)未経験可の案件も多く、薬学の知識を活かして転職しやすいが、全体的な求人数は少なめ

また、未経験職種への転職を成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。

未経験職種への転職を成功させるためのポイント

  • 調剤スキルを身につけてから転職する
  • 転職する業種の情報収集を行う
  • 志望動機を明確にして入念な選考対策を行う

なお、転職活動をスムーズに進めるためには、求人紹介や選考対策を行ってくれる「転職サイト」の利用をおすすめします

以下の3社はどれも求人数が多く、転職サポートの手厚さにも定評があるので、ぜひ利用してみてください。

本記事で紹介した薬剤師転職サイト

ファルマスタッフ
  • 対面での面談を重視している
  • 調剤薬局の求人が豊富
マイナビ薬剤師
  • ドラッグストアへの転職におすすめ
  • 地方の求人が豊富
ファーマキャリア
  • オーダーメイド求人を作成してくれる
  • 細かい要望に応えてくれる

本記事で掲載しているアンケートは、おもにインターネットで調査を実施しています。

・調査方法:インターネット調査
・調査対象:転職経験がある薬剤師
・調査地域:全国
・調査機関:クラウドワークス、ランサーズ

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