楽天モバイルのiPhone・Android別のAPN設定方法!設定できない時の対処法・注意点を解説
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楽天モバイルを契約して、SIMカードの挿入をしたものの「データ通信ができない」「電波の3本線が表示されない」というように、インターネットに繋がらずにお困りの方もおられるのではないでしょうか。
SIMカードを挿入したにも関わらずデータ通信ができないのは「APNがうまく設定できていない」可能性があります。
そこで本記事では、楽天モバイルでデータ通信を行うためのAPN設定や楽天モバイルのAPN設定ができない場合の対処法について解説します。
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編集者イーデス編集部
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- iPhone(カード型:nanoSIM)のAPN設定方法
- iOSを最新にアップデートする
- iPhoneの設定画面で「SIMロックなし」と表示されているか確認する
- MNP開通手続きを実施
- APN構成プロファイルの削除
- 楽天モバイルのSIMカードを差し込み「キャリア設定」をアップデート
- iPhone(内蔵型:eSIM)のAPN設定方法
- 1.最新のOSにアップデートする
- 2.楽天専用の管理アプリ「my 楽天モバイル」をインストール
- 3.APN構成プロファイルの削除
- 4.他社回線から乗り換えた場合はMNP開通手続きを実施
- 5.お申し込み状況の確認画面から「お申し込み履歴を見る」をタップ・開通手続きを行う
- 6.キャリア設定をアップデートする
- AndroidのAPN設定方法
- 1. APN情報を確認する
- 2. SIMカードを挿入後に端末を再起動する
- 3.APN情報の入力画面を開く
- 4. APN選択画面に戻り「rmobile」を選択
- 楽天モバイルのAPN設定後もネットに接続できない場合の4つの対処法
- 機内モードのオン・オフを試す
- 端末の再起動を試す
- 楽天モバイル以外(旧プランや他社格安SIM)のプロファイルを削除する
- 楽天モバイルの対応端末か再度確認する
楽天モバイルでAPN設定が必要なケース・不要なケース
そもそも、楽天モバイルでは必ずAPN設定が必要というわけではありません。
中には、ANPが必要ないにもかかわらず、無理に手続きをしようとして「できない」と感じているケースもあります。
楽天モバイルでAPN設定が必要なケース、不要なケースは以下の通りです。
APN設定の有無 | 内容 |
---|---|
APN設定が必要なケース | ・SIMロックが解除済みの他社キャリア端末 ・楽天モバイル以外で購入したSIMフリースマホ ・楽天回線動作保証外の端末 ・楽天モバイル(ドコモ・au回線)や格安SIMを利用していた端末 |
APN設定が不要なケース | ・楽天モバイルで購入した端末 ・楽天回線対応のiPhone |
上記のケースにおいて、APN設定をしなければならない端末、しなくてもデータ通信ができる端末に分かれます。
楽天モバイルでAPN設定が必要なケース
楽天モバイルでAPN設定が必要なケースは以下の通りです。
APN設定が必要なケース
基本的に楽天モバイル側で設定が行われていないスマホを利用する場合は、APN設定が必要になるケースが多いです。それぞれのケースについてくわしく解説します。
SIMロックが解除済みの他社キャリア端末
SIMロック解除端末は新たに楽天モバイルに合わせたAPN設定が必要です。
2021年10月1日以降に大手キャリアから販売された端末は解除されていますが、それ以前に端末を購入している場合は、過去にSIMロック解除を行った上で現在も利用されていると思います。
この場合は、楽天モバイルに合わせたAPN設定が必要になります。・ただし、楽天モバイル対応製品でない場合は、APN設定がうまくできない可能性があり、新しく端末を購入する必要があります。
まずはご自身が利用されている端末が「楽天モバイルに対応しているか」を確認してみましょう。
楽天モバイルの対応端末は、以下のページから確認できます。
楽天モバイル以外で購入したSIMフリースマホ
楽天モバイル以外で購入したSIMフリースマホについても、APN設定が必要になります。
Appleの公式サイトでiPhoneを購入したり、GoogleショップからGoogleピクセルを購入した方が対象になります。
もしも、中古スマホを購入したものの「SIMロックの状況がわからない」という場合は、以下の方法でSIMロック状況を確認できます。
SIMロックの確認方法
- iPhone:設定→情報→「SIMロック」の項目に「SIMロックなし」とあればSIMフリー端末、もしくはSIMロック解除済み端末
- Android:設定→「デバイス情報/端末情報」→「SIMのステータス」→「SIMロックステータス」を確認し、「許可されています」と表示されればSIMロック解除済み端末
楽天モバイルで動作保証外のスマホ
楽天モバイルの動作保証外の端末もAPN設定が必要になります。
楽天モバイルが登場した当初は動作が保証されている端末少なかったものの、現在ではiPhoneから人気のAndroidシリーズまで幅広いスマホに対応しています。
参考として、楽天モバイルの回線動作保証済み端末を紹介します。
メーカー | 端末 |
---|---|
Apple | iPhone6s以降の端末 |
Pixel4以降 | |
HUAWEI | Galaxy A7,A23 5G,M23 5G |
OPPO | AX7 OPPO A5 2020, OPPO A73 |
ASUS | ROG Phone5,5s,5s Pro,6 ZenFone7,7 Pro,8,8 Flip,9 |
SAMSUNG | Galaxy A7,A23 5G,M23 5G |
SHARP | AQUOS sense6 SH-RM19 |
Sony | Xperia 10 Ⅳ |
楽天モバイルでは、対応端末を随時更新しているので、再度「楽天回線対応製品」を確認しておきましょう。
楽天モバイル(ドコモ・au回線)や格安SIMを利用していた端末
楽天モバイル旧プランから新プランへの乗り換えや、格安SIMから乗り換える場合はAPNの再設定が必要です。
たとえば、楽天モバイルの「スーパーホーダイ」から「Rakuten最強プラン」に乗り換える場合は、APN設定が必要になります。
また、格安SIMから楽天モバイルに乗り換える場合は、格安SIMで利用していたAPNデータを削除の上、APN設定が必要です。
楽天モバイルでAPN設定が不要なケース
楽天モバイルで購入した端末や楽天モバイル回線対応のiPhoneの場合はAPN設定は不要です。
これらの端末は、SIMカードを挿入するだけで自動でAPN設定が行われます。
ただし、何らかのトラブルでAPN設定が自動で設定されない場合もあります。その場合は、以下の手順でAPN設定が完了しているか確認しましょう。
APN設定の確認方法
- 「my 楽天モバイル」から「お申し込み履歴」「MNP開始」の順にタップ
- 「圏外」表示を確認後に端末の電源をオフにする
- 楽天モバイルのSIMカードを挿入後に電源をオンにする
- インターネットに接続できているか確認する
楽天対応端末の場合は自動でAPN設定が行われるため、特別な設定は必要はありません。
しかしながら、上記の方法を試してもインターネットに繋がらない場合は、初期不良やSIMカードが破損している可能性があります。
この場合は、一度楽天モバイルに問い合わせしてみましょう。
楽天モバイルの問い合わせ先
- チャットでの問い合わせ:チャット
- 電話での問い合わせ:050-5434-4653営業時間:9:00~17:00 (年中無休)
楽天モバイルではAPN設定が必要かどうかオンラインで確認できる
楽天モバイルでは、前述した通り、端末ごとに事前にAPNが必要かどうかをオンラインで確認できます。
APN自動設定の項目に「◯」がついていたら、自動設定が行われます。
APN自動設定の項目に「✖️」がついている場合は、後ほど紹介する機種ごとのAPN設定が必要になります。
iPhone(カード型:nanoSIM)のAPN設定方法
まずは iPhone(カード型:nanoSIM)のAPN設定方法について解説します。
全体の流れとしては、以下の通りです。
iPhone(カード型:nanoSIM)のAPN設定方法
iPhoneでは、楽天モバイルが2021年4月27日に「iOS14.4以降を搭載し、キャリア設定アップデートを行ったすべてのiPhoneが自社回線に正式対応した」と発表しており、これによりAPN設定も不要になりました。
そのため、OSを最新にアップデートし、それでもインターネットが利用できない場合は、以下の手順でAPN設定を見直してください。
iOSを最新にアップデートする
まずはiOSを最新にアップデートしましょう。アップデートを行う際に「iOSは最新です」と記載があれば、アップデートは不要なので、次のステップに移動します。
iOSのアップデートが完了していない場合は、以下の手順で行いましょう。
アップデート手順
- 「設定」「一般」「ソフトウェアアップデート」の順にタップ
- 「ソフトウェアアップデート」を選択してバージョンを確認
- iOSが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップ
iPhoneの設定画面で「SIMロックなし」と表示されているか確認する
iOSのアップデートが確認できたら「SIMロック状況」も確認しておきましょう。
SIMロック状況の確認方法
- 「設定」「一般」「情報」の順にタップ
- 「情報」画面でスクロールし「SIMロック」の状況を確認する
ただし、SIMロックの状況を確認できるのは「iOS13以上」になるため、必ずアップデートを行った上で確認するようにしましょう。
また何年前に購入したスマホかでSIMロックの有無がわかります。2021年10月1日以降に大手キャリアで販売されたスマホはSIMロックがありません。
そのため、10月1日以降に購入したスマホは本手順をスキップしても構いません。
MNP開通手続きを実施
続いては、MNPの開通手続きを行いましょう。
MNP開通手続き
- 「my 楽天モバイル」にログイン
- 申し込み番号をタップ
- 「転入を開始する」をタップ
- 画面に表示されるガイドに従って「MNP転入を開始する」をタップ
上記の手順でMNP開通手続きを行いましょう。乗り換えやプラン変更以外の方はこのステップを飛ばしても構いません。
APN構成プロファイルの削除
iPhoneを楽天モバイルの旧プラン(スーパーホーダイなど)で契約していた方や格安SIM(ワイモバイル、LINEモバイル、UQモバイルなど)を利用していた場合は、該当のAPN構成プロファイルを削除しなければなりません。
でなければ、楽天モバイルをAPNとして設定することができません。
APN構成プロファイルの削除手順
【iOS14の操作手順】
- 「設定」>「一般」「プロファイル」の順にタップ
- 楽天モバイル以外の構成プロファイルタップし、「プロファイルを削除」を選択
- パスコードを入力する
【iOS15の操作手順】
- 「設定」>「一般」「VPNとデバイス管理」の順にタップ
- 楽天モバイル以外の構成プロファイルタップし、「プロファイルを削除」を選択
- パスコードを入力する
以上の作業を行うことで、APN設定の削除が完了です。
楽天モバイルのSIMカードを差し込み「キャリア設定」をアップデート
これまでの手順を行った後は、iPhoneの電源を切った上で楽天モバイルのSIMカードを挿入しましょう。
挿入後に電源をオンにすると「キャリア設定アップデート」という通知が表示されるので、Wi-Fiを接続した上でキャリアアップデートを行うとiPhoneのAPN設定は完了となります。
これまではiPhoneでAPN設定を行う際、構成プロファイルというデータをインストールする必要がありましたが、現在はこれらの手順が簡潔化され、自動手続きが可能になっています。
iPhone(内蔵型:eSIM)のAPN設定方法
iPhoneでeSIMを利用する場合のAPN設定は以下の通りです。
強調したいポイント
SIMカードを挿入する場合の手続きとは「アプリを利用して開通手続きを行う」という点が異なります。
1.最新のOSにアップデートする
iPhoneにSIMカードを挿入する場合と同様で、最新のOSにアップデートが必要です。
アップデート手順
- 「設定」「一般」「ソフトウェアアップデート」の順にタップ
- 「ソフトウェアアップデート」を選択してバージョンを確認
- iOSが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップ
2.楽天専用の管理アプリ「my 楽天モバイル」をインストール
次に楽天モバイルの専用管理アプリ「My 楽天モバイル」をインストールしましょう。
my 楽天モバイルのダウンロードにはWi-Fiが必要になるため、インターネット環境が安定している場所でインストールを行いましょう。
3.APN構成プロファイルの削除
SIMカードによるAPN設定と同様に、過去に格安SIMを契約していた場合は、他社回線で利用していたAPN構成プロファイルを削除する必要があります。
つまり、楽天モバイルのAPN構成プロファイルのみ保存できる状態でなければならないということです。
APN構成プロファイルの削除手順
【iOS14の操作手順】
- 「設定」>「一般」「プロファイル」の順にタップ
- 楽天モバイル以外の構成プロファイルタップし、「プロファイルを削除」を選択
- パスコードを入力する
【iOS15の操作手順】
- 「設定」>「一般」「VPNとデバイス管理」の順にタップ
- 楽天モバイル以外の構成プロファイルタップし、「プロファイルを削除」を選択
- パスコードを入力する
以上の作業を行うことで、APN設定を削除できます。
4.他社回線から乗り換えた場合はMNP開通手続きを実施
他社回線から乗り換え、もしくはプラン変更を行う場合はMNP開通手続きが必要になります。
MNP開通手続きは以下の通りです。
MNP開通手続き方法
- 「my 楽天モバイル」にログイン
- 申し込み番号をタップ
- 「転入を開始する」をタップ
- 画面に表示されるガイドに従って「MNP転入を開始する」をタップ
上記の手続きが完了すると、これまで利用していた格安SIM、もしくは楽天モバイルの旧プランから通話することができなくなります。
MNP開通の確認を行う場合は、旧回線で電話を発信してみるといいでしょう。
5.お申し込み状況の確認画面から「お申し込み履歴を見る」をタップ・開通手続きを行う
MNPの手続きがない場合は、以下の手順で開通手続きを行いましょう。
MNP開通手続き方法
- 「my 楽天モバイル」にログイン
- 「申し込み番号」「お申し込み履歴を見る」の順にタップ
- 「開通手続きへ進む」をタップ
これまでの楽天モバイルはQRコードを読み取る必要がありましたが、現在は専用アプリから開通手続きを行うことができます。
6.キャリア設定をアップデートする
最後にキャリア設定をアップデートしましょう。K
前述した開通手続きを行った後、「eSIMをアクティベート」という画面が表示されます。表示されない場合は、端末を再起動してみてください。
キャリア設定をアップデートする方法は以下の通りです。
キャリア設定をアップデートする方法
- 「eSIMをアクティベート」という画面が表示された「続ける」を選択する
- 「モバイル通信設定完了」という画面が表示されたら、画面下の「完了」をタップ
- 「キャリア設定をアップデート」と表示されたら「アップデート」を選択する※「今はしない」を選択した場合は「設定」→「一般」→「情報」と手順を踏めば再度ポップアップが表示されます。
- 「モバイル通信プランの名称」が表示された、画面下の「続ける」をタップ
- 「 iMessage と FaceTime」が表示されたら、画面下の「続ける」をタップ
- 「モバイルデータ通信」が表示されたら、デフォルトで利用する回線を選択し、「続ける」をタップ
- 「my 楽天モバイル」で画面上部に「開通手続きが完了しました」と表示されれば完了
最後に端末の画面上部にあるデータ通信の電波アイコンを確認し、3本線のアイコンがあれば開通完了です。
AndroidのAPN設定方法
AndroidのAPN設定方法は以下の通りです。
AndroidのAPN設定方法
それではくわしく解説します。
1. APN情報を確認する
Androidスマホの場合は、API情報を手動で入力する必要があります。
確認方法は2通りあります。
確認方法
なお、前述した通りで楽天モバイルから購入した端末については、APN設定が自動で行われるため、APN設定を行う必要はありません。
メンバーズステーションから確認
Android端末によるAPN設定は、申し込み種別によって端末に入力するAPN情報が異なります。
まずは申し込み種別を確認しましょう。
- (出典元
- 楽天モバイル: 申込種別/APNの確認)
申し込み種別の確認手順
- メンバーステーションにログイン
- 「登録情報・設定変更」「ご契約さま情報」を選択
- 申し込み種別(例・008など)を確認
種目別のAPN情報は以下の通りです。
申込種別に応じて、下記の情報を入力しましょう。
APN名 | rmobile.jp |
---|---|
ユーザ名 | rm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | 接続方法(PDP Type) |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 10 |
APN名 | rmobile.jp |
---|---|
ユーザ名 | rm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | IP接続 |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 10 |
APN名 | a.rmobile.jp |
---|---|
ユーザ名 | rakuten@vdm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | IP接続 |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 51 |
SIMカードの台紙で確認
SIMカードによる契約の場合は契約後に送られてくる、SIMカードの台紙にAPN情報が記載されています。
- (出典元
- 楽天モバイル: 申込種別/APNの確認)
もしもSIMカードの台紙を捨ててしまった場合は、以下のAPN情報を後ほど紹介する「APN情報の入力」に利用しましょう。
APN名 | rmobile.jp |
---|---|
ユーザ名 | rm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | IP接続 |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 10 |
APN名 | rmobile.co |
---|---|
ユーザ名 | rm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | P接続 |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 10 |
APN名 | a.rmobile.jp |
---|---|
ユーザ名 | rakuten@vdm |
パスワード | 0000 |
認証方法 | PAPまたはCHAP |
接続方法(PDP Type) | IP接続 |
---|---|
MCC | 440 |
MNC | 51 |
2. SIMカードを挿入後に端末を再起動する
AndroidのSIMカードを挿入する際、先に電源をオフにしておきましょう。
SIMカードを挿入・交換した際に電源をオンにしなければ、SIMカードを正しく認識しない可能性があるからです。
SIMカードは端末の側面にある小さな穴にSIMピンを差し込み、SIM挿入口が向きを合わせて差し込む必要があります。
SIMカードの挿入方法については、「かんたん!SIMカードの挿し方まとめ」を参考にしてください。
3.APN情報の入力画面を開く
IMカード挿入後に、端末の際記号が完了したら設定画面からAPN情報の入力画面に移りましょう。
APN設定の登録画面は以下の手順で開きます。
入力画面の開き方
- 「設定アプリ」「その他」の順にタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 「メニュー」「新しいAPN」の順にタップ
すると、アクセスポイントを設定できる画面が表示されます。
4. APN選択画面に戻り「rmobile」を選択
先ほど確認した「APN情報」を元に、アクセスポイントの編集画面で以下を入力しましょう。
APN情報の入力
- 名前に「rmobile」を入力
- 「APN」「ユーザー名」「パスワード」にそれぞれの情報を入れる
基本的には上記の設定でデータ接続が可能になりますが、インターネットに繋がらない場合は、認証方法を「PAPまたはCHAP」にしたり、MCC、MNCを設定しましょう。
入力が完了したら保存をタップして終了です。最後に、APN選択画面に戻り、先ほど設定した「rmobile」をタップすると、楽天モバイルをAPNとして設定できます。
楽天モバイルのAPN設定後もネットに接続できない場合の4つの対処法
楽天モバイルのAPN設定ができない、完了しない場合の対処法は以下の通りです。
対処法
上記の方法を試してもデータ通信ができない場合はSIMカードや端末に問題がある可能性があります。
この場合は、楽天モバイルに問い合わせをしてみましょう。
楽天モバイルの問い合わせ先
- チャットでの問い合わせ:チャット
- 電話での問い合わせ:050-5434-4653
営業時間:9:00~17:00 (年中無休)
機内モードのオン・オフを試す
機内モードをオンにしてからオフにすると、ネットワーク接続がリセットされ、問題が解消されることがあります。
機内モードをオフにした後、データ通信が可能になったかを確認してください。
端末の再起動を試す
端末を再起動することで、設定の変更が適切に反映されることがあります。
例えば、電源をオフにせずにSIMカードを入れ替えた場合、設定が反映されない場合があります。
そのため、一度再起動を試した上で、それでもインターネットに繋がらない場合は楽天モバイルに問い合わせてみましょう。
楽天モバイルの問い合わせ先
- チャットでの問い合わせ:チャット
- 電話での問い合わせ:050-5434-4653
営業時間:9:00~17:00 (年中無休)
楽天モバイル以外(旧プランや他社格安SIM)のプロファイルを削除する
他社のSIMカードや楽天モバイルの旧プランのプロファイルが残っていると、正しくAPN設定が反映されないことがあります。
例えば、楽天モバイルのAPN設定が完了しても、ワイモバイルやでUQモバイルのプロファイルが残っていると、データ通信の妨げになる可能性があります。
設定メニューから不要なプロファイルを削除し、楽天モバイルのプロファイルのみを残してください。
プロファイルを削除する大まかな流れは以下の通りです。
プロファイルの削除方法
【iPhoneの場合】
- 「設定」「一般」の順にタップ
- 「VPNとデバイス管理」をタップ
- 削除したい「構成プロファイル」を選択
- 「プロファイルを削除」をタップ
【Androidの場合】
- 「設定」「ネットワークとインターネット」の順にタップ
- 「モバイルネットワーク」「アクセスポイント名」の順にタップ
- 削除したい「構成プロファイル」を選択
- 画面右上のアイコンをタップし「破棄(もしくは削除)」をタップ
楽天モバイルの対応端末か再度確認する
楽天モバイルの公式サイトで、ご利用の端末が楽天モバイルのネットワークに対応しているかを確認してください。
対応していない端末では、APN設定を正しく行ってもネットワークに接続できない場合があります。
楽天モバイルでは、対応端末を随時更新しているので、再度「楽天回線対応製品」を確認しておきましょう。
楽天モバイルのAPN設定をする上での注意点
楽天モバイルのAPN設定をする上での注意点は以下の通りです。
注意点
それではくわしく解説します。
楽天回線の対応機種以外は動作保証対象外でサポートが少ない
楽天モバイルの回線は特定の機種でのみ動作保証されており、対応していない機種を使用する場合、不具合が発生しても楽天モバイルのサポートを受けられない可能性が高いです。
そのため、端末や機種によサポートを受けたい場合は、楽天モバイルで販売されている端末を購入するのがおすすめです。
楽天モバイルから端末を購入するメリット
- 楽天モバイル端末を購入すればAPN設定によるトラブルがない
- 大手キャリアと比べて端末料金が安い
- キャンペーンを利用すれば端末購入で楽天ポイントがもらえる
楽天モバイルでは、対応端末を比較的安価に購入できるキャンペーンも実施しているため、新しい端末への切り替えを検討されている方は、対象端末の購入がおすすめです。
楽天モバイルの非対応機種は機能が制限される可能性がある
楽天モバイルに対応していない機種については、ソフトウェアやOSの更新状況により、機能に制限がかかる場合があります。
APN設定ができずにデータ通信ができない場合でも楽天モバイルのサポートを受けることはできません。
データ通信ができたとしても本来できるはずのテザリングや通話ができなくなる可能性もあります。
動作保証がされていない端末を利用する場合は、機能制限がないかをインターネットや口コミサイトで調べた上で利用を検討してください。
iPhone・ipadでAPN設定ができていない場合は手動で再設定する必要がある
iPhoneやiPadでは、通常APN設定は自動で行われますが、データ通信ができない場合は手動での設定が必要です。手動での設定方法は以下の通りです。
手動によるAPN設定
- 「設定」を開く
- 「モバイル通信」を選択
- 「モバイルデータ通信オプション」を選択し、「モバイルデータネットワーク」にアクセス
- APNに「rakuten.jp」というAPN情報を入力
最新のiOSの場合は上記の設定通りですが、古いiOSを利用している場合は、入力設定が異なる可能性があります。
その場合は、設定画面の画面上の検索タブから「APN」を入力してみると、APNの設定画面をすぐに開くことも可能です。
デュアルSIM機能を利用する場合は「緊急機関」へ発信できない可能性がある
デュアルSIM機能を利用する場合、「緊急期間」への発信ができない可能性があります。
楽天モバイルをiPhoneで利用している方の中で「データ専用プラン」と「音声通話可能なプラン」の両方を利用している場合、緊急機関への発信ができないトラブルが発生していました。
こちらの対処法としては、iOS 15.2以上にアップデートすることで問題が解消されていますが、古いiPhoneやタブレットを利用しており、iOS 15.2以上にアップデートできない場合は、緊急機関への発信ができません。
楽天モバイルをモバイルルーターに挿入してポケットWi-Fiとして利用する場合は端末ごとの設定が必要
ルーターに楽天モバイルのSIMを挿入して利用する場合は、ルーターごとの設定が必要になります。
たとえば、「WN-CS300FR/SIMフリー4G(LTE)ルーター」の場合、特定のサイトにアクセスし、APN設定を行わなければなりません。(参照:【WN-CS300FR/SIMフリー4G(LTE)ルーター】楽天モバイルで使う場合の設定(APN設定) | IODATA アイ・オー・データ機器)
また、ルーターをパソコンに接続した上で、設定を行わなければならない場合もあります。このようにポケットWi-Fiとして利用するルーターによって接続方法が異なるため、注意しなければなりません。
もしも楽天モバイルのデータ通信プランでポケットWi-Fiの利用を考えている場合は、楽天モバイルでポケットWi-Fiを1円で購入できるキャンペーンも実施されているので、確認してみてください。
まとめ
本記事では、楽天モバイルでデータ通信を行うためのAPN設定や楽天モバイルのAPN設定ができない場合の対処法について解説しました。
楽天モバイルで購入した端末や、動作確認済みのiPhoneについては、APN設定なしで簡単に楽天モバイルの開通可能です。ただし、動作確認がされていない端末やSIMフリースマホについては、APN設定が必要です。
APN設定ができない場合は、以下の対処法を試してみましょう。
対処法
- 機内モードのオン・オフを試す
- 端末の再起動
- 楽天モバイル以外(旧プランや他社格安SIM)のプロファイルを削除する
- 楽天モバイルの対応端末か再度確認する
上記を試してもAPN設定ができない場合は、SIMカードに問題がある場合もあるので、楽天モバイル側に一度問い合わせてみましょう。
楽天モバイルのAPN設定に関する注意点は以下の通りです。
注意点
- 楽天回線の対応機種以外は動作保証対象外でサポートが少ない
- 楽天モバイルの非対応機種は機能が制限される可能性がある
- iPhone・ipadでAPN設定ができていない場合は手動で再設定する必要がある
- デュアルSIM機能を利用する場合は「緊急機関」へ発信できない可能性がある
- 楽天モバイルをモバイルルーターに挿入してポケットWi-Fiとして利用する場合は端末ごとの設定が必要
何度も解説していますが、動作保証がされていない端末を利用する場合は、機能が制限される可能性もあるため注意してください。